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今すぐ自己分析を ~こんな50代ではありませんか?

役職を離れるのですからそれに付随する「手当」も消滅し収入は大幅減となります。

 

 収入の変化以外にもモチベーションを低下させる要因は少なくありません。

 

 

 中でも目立ったのが、

管理職時代には普通に伝わってくる社内の各種の情報が断たれることでした。

 

 最も「好物だった」人事異動や昇格昇進情報、新企画の内容や、業界動向等、

今までは部内で一番最初に情報に触れ、権限の範囲内で興味津々の部下に公表する。

 

 こういった一種のステイタスの喪失は、かなりのダメージになるとのことでした。

 

 また、どうしても仕事への熱意、モチベーションが低下するともありました。

今までは陣頭指揮を執って、成果を出せば先ずは上司からの賞賛を浴びていた身が、年下の上司から結果報告を聞かされるだけの存在に成り下がるという想いは、簡単には払しょくは出来ないとのことでした。

 

 

  さて、少し古いデータですが、

平成27年度の厚労省「賃金構造基本統計調査」というデータによりますと、

なんと50代労働者の約61%が「管理職」に就いているという結果が出ていました!!

 

 これだけ「頭でっかち」な構成では

役職定年制の導入も時代の必然と言えるでしょうが、人間ですから当然その判断を素直に納得する方はごく少数です。

 

・自分では十分会社に貢献しているつもり(でも評価が低い=上に人を見る目がない)

・(過去の成功体験に固執して)仕事の進め方を意地でも変えない(特に年下の上司に対して)

・閑職に追われても役職を外されても、(会社の他に)他に居場所がない=無趣味無関心の方

 

 こういった想いを抱えたまま、なお会社に居続けるとどうなるか?

 

 ますます「疎外感」から負のスパイラルに落ち込みます。 

さらに、部下や周囲からは「反面教師~ああはなりたくない」事例としてしか扱われません。

 

  

  

 

【年次的に高給取りが多い】

 役職定年で役付き手当てが無くなっても、

多くの会社では若手社員に比べて「高額の給料」が支給されています。

 

 まさに年功序列の「最後の恩恵世代」の面目躍如?ですね。

 

 定年を迎えるまで、高給を保証され、

現時点で50代半ば迄の世代は、定年退職時の退職金も現状水準を約束されています。

 

 これに対して現役、第一線で活躍してる40代以下は、かなり厳しい将来になりそうです。

~ある試算では最大で退職金20%減の可能性も出ているとのことでした。

 

 

 無論、定年まで「給料に見合った」貢献をしていれば波風は立ちません。

 

 貢献は目先の仕事だけではありません、

後輩への指導や相談役というのも十分会社への貢献です。

 

 現役で従来のパフォーマンスが発揮できなくなったら、

今度は裏方に回って間接的な貢献で居場所を確保すればいいのです。

 

 実際にはこれも理想論で、なかなか給料に見合った活動が出来ていないケースが一般的です。 

 

 せめて、その自覚だけは持っていてほしいものです。

  

   

 

 

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