起業・独立を真剣に考える
今日の内容は、
ある程度起業・独立に向けて積極的に事前準備を行っている方にとっては
「くどい話」「既に済んだ話」の部類かも知れません。
ですが、改めて起業・独立における厳しい現実を実感することは
決して無駄ではないと思います。
今回は「消去法でなく、積極的に起業・開業を目指す」中で
「飲食・物販での独立」を考える場合の注意事項をまとめてみました。
私がまだ会社員だった昭和から平成の世の頃の話ですが、
「会社を辞めて、独立したい。」「一国一城の主になりたい。」
という事を口にする先輩や同僚がけっこういました。
幸か不幸か、
当時はまだインターネットも存在しておらず、電子メールも未だ存在していませんでした。
その為、起業や独立に関する情報や指導等はごく限られた範囲(大半は雑誌の記事や口コミレベル!)
でしか得られませんでした。
そのせいかどうか、
我々の時代に多かったのが「やすらぎを得たい」「自分ペースで仕事をしたい」
など等、夢・あこがれのイメージが強い内容が目立っていました。
例えば、代表的な例としては、
「都会の喧騒を離れ、田舎で趣味を活かした仕事に就く。」
「おしゃれな飲食・物販の店をおしゃれな場所に開く。」
でした。
※実は、令和の今でも、この手の願望をベースにした相談者は少なくないのです。
田舎暮らし
「清里高原でペンションのオーナーになりたい」
「趣味の山歩きを活かして山岳ガイドになりたい」
「おしゃれな野菜やフルーツ栽培で生計を立てたい」
※ あくまでも今から30年近く昔の話ですが、コロナ終息後には上記のような夢を実現するために
早期退職からの起業や開業を相談したいというケースは決して少なくありません!
当時は、ほぼ30才前後、先輩でも40才前半の年代の「夢」でしたから、
体力面については問題はありませんでした。
ですが、仮に田舎で生活をするとなった場合、
年齢が進んでからも30代の今と同じ様に日々の生活が続けられるでしょうか?
最近では50代前後で「退職後は田舎暮らしをしたい」という相談は少なくありません。
このような場合、私からの第一声は「健康面に不安はありませんか」です。
続けて「クルマの運転は自信ありますか」です。
田舎では、夜間診療や24時間受け付けの医療機関はそうは整備されていません。
気候の変化は概ね都会と比べ、温暖さは顕著です。
信州や北海道で暮らすとなれば、冬の暖房は生命にかかわる問題です。
田舎では、公共交通機関には期待出来ません。
特に最近は過疎化の進行によって公共の交通機関は撤収、本数削減、路線縮小が止まりません。
自由な移動手段は、自動車やバイクなど「自分で運転」することに限られてきます。
50代なら、まだ顕在化しない問題でも
60代後半から70代でも現役で田舎暮らしをする訳ですから
上記の2項目は必ず前面に立ちはだかる問題になるのです。
さらに質問者のほぼ100%が「夫婦二人での移住」と答えてます。
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