『人生100年時代』に備えて今出来る事
確実に訪れる『人生100年時代』
これまで当たり前の様に行われてきたライフコースである『学校へ行く』『仕事をする』『定年退職して余生を過ごす』を”見直す事が出来る”という事に向き合ってみたいと思います。
『人生100年』を想定するとまず考えなければならないのは、『仕事』ではないでしょうか。
60歳や65歳で引退、ではなく、70歳を超えても尚出来る仕事とは何でしょうか。
ソニー生命保険株式会社が、全国のシニア(50~79歳)の男女に対して実施した「65歳以降の仕事で重視したこと・重視したいこと」調査によると、「体力的な負担が軽い」が48.4%で最も多く、「勤務時間」が39.4%、「経験が活かせる」が33.6%で続きました。体力的な負担が軽く、無理なく働ける仕事に就きたいと考えているシニアが多いようです。
(ソニー生命保険株式会社「シニアの生活意識調査」)
『65歳、70歳を超えて出来る仕事』を考えるにあたり、『これまでの知識や経験を活かす』は、ポイントの1つになるでしょう。
だからこそ、その知識や経験の種類を増やすこと(=出来る仕事の選択肢を増やす事)は取り組むべきことではないでしょうか。
年齢に関係なく、新しい知識やスキルを学ぶ事で、一人にいくつもの仕事の選択肢を生み出せるような社会が今求められています。
昨今、千葉県内の大学や自治体ではシニア世代が専門知識を学ぶ場を拡充する動きが広がっています。
シニア世代の学び直しにはどうしても負担になる金銭面を考慮し、川村学園女子大学はシニア世代の学費を割安にする制度を2018年度から導入する等、第二の人生に備えた学びの場を積極的に提供しています。
また、県が千葉市や松戸市などで展開する生涯大学校は19年度から、園芸コースの受講期間を1年から2年に延長し、公園や道路の花壇整備などに関する実践的なカリキュラムを盛り込み、より深い知識が身につくようにしており、修了後は街路樹や公園の管理などの地域活動で「即戦力」として活躍できる人材の養成を目指しています。
全国的にも広がっているこのような機関を利用しながら、『第2の学び』をしてみませんか。