ですが、前者の写真が趣味の方は投稿する写真には必ずテーマを設け、

今回は「街中で見た春の息吹」「ローカル線の待合室」など等、散漫な内容にはならない様

意識していたそうです。

　基本的には、同世代の方をメインターゲットとした構成として、

写真のコメントも「昭和を感じさせるワード」を用いたそうです。

　これが逆に昭和を実体験していない平成世代に受けたようです。

　手芸の方もいわゆるアニメキャラや映画の登場キャラは著作権の問題が発生しますので

あえてオリジナルキャラを作成、まずは家族や年下の仲間に出来栄えを評価してもらい

高評価のものを作品としたそうで、自分の作りたいものとは一線を画したそうです。

　彼曰く「おかげで20代30代の嗜好が分かるようになったし、

トレンドの隙間に目が行くようにもなった気がしました。」とのことでした。

　趣味のおかげで若い世代との人脈も出来、精神的にも若返ったのは見た目からも

分かるほどでした。　～いわゆるおしゃれに気をつかうようになってました！

　副業として自分の趣味を活かすことを決めたと同時に情報収集に注力をしたことが

成功に至った大きな要因だったと言えるでしょう。

【もっと初歩的なスタートでも】

「そんな高尚な趣味はやってません…」

「結局はセンスや才能の問題でしょう…」

　こういったネガティブな感想を口にする方、決して少なくはないはずです。

正直な話、写真も手芸工作もセミプロ以上、といった「実績」であったのは否定しません。

　でしたら、もっと身近なところで副業の試運転をしては如何でしょう？

　自分には不要な品も、他人には必要不可欠なもの、これが商売に繋がります。

　これは私の実例ですが、

実は5年前まではるか昔に存在したビデオレコーダー、

それも「βマックス」方式のレコーダー一式を所有してました。

　さすがに勤続ン10年で交換パーツも無くなり、本体は廃棄したのですが、

どういう訳かセットのリモコン（それもワイヤードタイプ！）だけを保管してました。

　いつか不燃ごみの日に廃棄と思いながらズルズルと先送りしていたのですが

ある日友人から「ネットで売れるかもよ」と言われメルカリに出品したところ、

1日で数件のオファーが来たのです！

　金額は言いませんが、黙って捨てたらただのゴミだったものが、想定外の収益を生んだのです。

　令和の若者はビデオレコーダー、カセットデッキ、ターンテーブルといったＡＶ機器そのものを

実体験していません。既にＣＤすら絶滅危惧種寸前と聞きます、ましてＬＰレコードをや、です。

　同時に昭和世代は再度手にしたい、音楽を聴きたいと思っても市場にはほぼ存在せず、

早まって廃棄したことを悔やんでいるといったケースが少なくありません。

　ハードと同様に、ソフトに関しても「VHS」の映画ソフトなどは手のしたことすらないというのが

今の世代でしょう。ＤＶＤすら今ではネット配信での購入に圧倒されているとも。