元気がない肌に迷った時の60代へ贈る基礎化粧品探しのコツ
アラフィフを過ぎていくと明らかに肌のハリが違ってきます。以前と同じ化粧水の効果が薄くなってきたと実感したら、より相応しい基礎化粧品へ切り替えるシグナルです。
乳液の油分でバランスの良い保湿を
乳液も選び方の出発点は肌質です。
敏感肌の方は常に配合成分を確認して、できるだけ無添加なものを。無香料無着色でもアルコールに肌が反応して刺激を覚えたりもしますから要チェック。
最近は優秀な合成成分も数多く開発されていますが、安心感の点では天然成分に越したことはありません。油分にオリーブオイルやツバキオイルを採用し、保湿成分にはヒアルロン酸、セラミドが望ましいですね。
フルーツやハーブエキスを追加した良い香りのする乳液はストレスを緩和し、お化粧をより楽しいものにしてくれます。少量試してみてお肌の反応に問題がなければお使い頂いて構いません。若い頃よりも肌バリアーが弱くなっていますから、敏感な反応をよく観察しましょう。
不足分を補完するスキンクリームの役割
化粧水で水分を与え、乳液で保湿してきました。クリームが担う役割は化粧水と乳液で足りない保湿成分の補完です。
手持ちのコスメアイテムでバイオセラミド等の希少成分がスキンクリームにだけ含まれていたら、あえて乳液をパスしてクリームから有効成分を補給してもよいでしょう。口周りや目尻の荒れが気になる箇所にワンポイントで使うのも可。
お使いの乳液にはない美肌効果やバリア機能を期待したい時に、クリームでより一層の水分のコーティングを確実に行います。加齢によって皮脂の放出は抑えられてきますから、60代、70代ほど気持ち多めに保湿することを覚えておきましょう。
高いから効果があるとは限らない
確かにヒト型セラミドなど保湿能力が高い成分を含む化粧水や乳液は、値段も少々お高いだけあってお肌が潤いそうな印象です。化粧水、乳液、クリーム全てに最高級品質の基礎化粧品を選べば最高の地肌が手に入る、とは限らないのがスキンケアの悩ましい所。
大切なのは、これまで何年も行ってきたスキンケアに60代以上の肌が示す変化をよく観察。そして適切な基礎化粧品を探し続けていく中で、どんどん肌が元気になっていくと実感できるでしょう。