甘さ控えめ大人向けスイーツ。甘いものが苦手になりつつある40代50代でも嗜めるビター系。
まさか、若い頃あんなに好きだったお菓子類が苦手になる日が来るなんて。加齢に伴う味覚の変化には、我が身のことながら驚かされますね。砂糖てんこ盛りの甘いケーキやジュースがキツイ…2口、いや1口で、もう結構。甘いもの、ではなく甘さ控えめなものに目がないという肉体年齢。この年になってケーキビュッフェにでも行こうものなら、血糖値が急上昇して具合が悪くなるケースも他人事ではありません。
かといって、一切の甘味を断つほどでもなく、程よい大人向けのスイーツが恋しくなる塩梅。個人差はありますが、40代から50代の甘党でも嗜めそうな甘さ控えめスイーツにこだわってみましょう。
ビターチョコレート
良薬口に苦し。かつては苦い飲み薬として使われてきたチョコレートは、いつしか砂糖が入った甘い洋菓子の代表格になりました。子供にウケがいいミルクチョコレートが一般的です。昨今のヘルシーブームにより、砂糖量を減らして甘さ控えめ、さらにカカオポリフェノールの健康増進作用を期待したビターな高カカオ商品が大人向けにヒット中。例えば明治「チョコレート効果」。
カカオ成分72%、86%、95%のバージョンが販売されています。カカオ72%ではやや甘さ控えめかな、程度に感じられるかも。これが86%の領域になると一気に本気のビターに。今まで砂糖の甘みで丸くなっていたカカオ本来の苦さにギブアップする人も多いとか。95%はブラック中のブラック、選ばれし大人のみが嗜める領域に。健康には良いかもしれませんが、甘みを期待してはいけません。好きな人はとても好きという愛好家も少なくない究極のビターチョコレートですね。
トマト大福
えっ、トマトって、あのトマト? と耳を疑うのも仕方ありません。ミニトマトを甘さ控えめのしろあんと大福餅で包んだトマト大福。このミニトマトはフルーツトマト相当の糖度があるので、普段サラダで食べているトマトよりも甘め。とはいえ、トマトの優しい甘さが50代の疲れた舌を癒やしてくれます。
トマト大福は埼玉県北本市で誕生した10年以上の歴史を誇る伝統のスイーツ。遠隔地の50代の方もお取り寄せして、一度ためしてみたいですね。
焼きチーズ
乳タンパクと脂肪が主成分のチーズ。低糖質だから甘さ控えめ。そのまま齧っても美味しいですが、一手間加えてスナック感覚にしてみましょう。よくある一般的な6Pプロセスチーズをオーブンシートに乗せてオーブンかトースターで表面に焦げ目がつくまで焼くだけ。もっと手軽に作るなら、スライスチーズを一枚づつ広げてレンジで水分が飛ぶまでチンするだけでもカリカリチーズせんべいの出来上がり。
市販品としてはグリコから出ているスナック菓子「Cheeza(チーザ)」なら内容量の半分以上を占める濃厚なチーズ感を楽しめます。チーズをカリカリサクサクなお菓子にして頂けば、甘さ控えめながら香ばしさと発酵の風味を楽しめる大人向けスイーツに大変身。
市販のお菓子というとどれも砂糖が多めに含まれており、甘さに疲れた舌には刺激が強すぎたりします。自分好みを追い求めるなら、スイーツを自作するのも手。クリスマスケーキも手作りすれば甘さ控えめスイーツに。晩年からお菓子作りに目覚める男性というのも意外性があって魅力的かもしれませんね。