相談業務とコンサル業務は微妙に異なります
そして口をそろえて「なんで今まで気付かなかったんだろう?」と
首をひねるのです。
起業・開業を目指す方の中には
同業の成功者との交流に全力集中し、
その先輩連の成功事例に固執するケースがあります。
これでうまくいけば何も問題はないのですが、
私のところにはこのスタンスを繰り返した結果、
全て失敗に終わり、挫折寸前で相談に来られる方もいるのです。
先にも述べたように
異業種の方や今まで自分が身を置いていたサラリーマンの世界、
全く繋がりのなかった分野の方とのやりとりは決して時間の無駄にはなりません。
私の事例で恐縮ですが、
起業当初は行きつけのバーや居酒屋の主人と懇意になり
そこの繋がりから今まで面識のなかった店の常連さんと交流を持つこととなり、
思わぬ業務依頼や提携といった話に進んだのです。
この結果、今に続く豊富な交友関係の構築に繋がっていき、
私自身の勉強にもなるような多様な相談事例を扱えるようになりました。
何も私のように積極的に酒の世界に入れとは言いません、
ですが職場以外の人脈作り、同業者以外の交友関係の拡大を図ろうと考えるのであれば
この手のアクションを起こすことはそれなりの価値があると思います。
酒場以外でも趣味の世界での繋がりや学生時代の友人関係等、なんでもいいのです。
【実のある相談にするために】
まず相談である事、
当たり前のことですが、未だに「全て丸投げ、全面依存」というタイプや
「全て愚痴や恨みつらみの話し相手」として来訪される方がいるのです。
これは一見相談のようですが、本来の相談ではありません。
自分の言葉で、
何を成して何が足りないか、
自分の行動についての問いかけであることです。
中には
「〇〇先輩にはこう言われたんですが、××先輩にはこうも言われました、
どう思われますか? 寺田さんならどちらを選びますか?」
相談ぽくは見えますが、ここには本人の考え、想い、意志が全く見受けられません。
これも適切な相談が成立しません。
最も注意しなければいけないのは、
何を相談していいかが分からないというケースです。
このケースではより時間をかけて言葉のやり取りを重ねる必要があり、
まず相談者の話を徹底的に聞くことです、じれったくて途中で遮ったり、
早急にこちらの意見を押し付けるような行動は厳禁です。
一見、とりとめのない無駄話と思っていたものが
ある局面から相談者に気付きが生じることがあるのです。
この傾向が現れてくればその地点から改めてやりとりを再開します。
概ねこの手の気付きが3回ほど発生すれば相談の具体的内容が輪郭を表してくるのです。
全てが3回とは言いません、1回で相談内容が明確になることもあれば、
その日には明確化が出来ずに再挑戦の結果、見えてくることもあるのです、
個々の事情や資質によって大きく異なる経過を辿るのも理解しておく必要があります。
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