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全ては健康あってこそ

 

 

【事例その2】

 これも50代になったばかりの若手シニアの事例です。

こちらは大都市近郊のニュータウンに暮らす方でした。

 

 仕事はやはりWeb関係で3年前に退職、独立して事務所を開設しました。

根っからの営業マン体質で人当たりもよく、連夜の飲み会も辞せずといったタイプです。

 

 ですが健康面にはルーズで、特に歯に関しては「病気のデパート」と自称する程

いろいろな歯の病気を発症させてはその場限りの治療でごまかし、を繰り返したようです。

 

 開業後3年でどうにも奥歯の具合が悪化して、長年の付き合いのある歯科医院で

根本的な治療を始めたのですが、どうも痛みが引かず、かぶせ物もフィットしない。

噛み締めると鈍痛が残るなど等、私からすればさっさと病院を変えるべきと思うのですが、

なぜかかかりつけ医同然だった歯科に遠慮して、転院を決断出来なかったのです。

 

 「今が一番大切な時期、ここで下手をすれば入院とか通いの治療を半年とかになれば

軌道に乗りかけている仕事が消えてしまうかもしれない!」というのが本音でした。

 

 確かに、彼に絶大な信用を持つ得意先は会社時代からの大得意先で、期待を裏切れない!

という気持ちも分からないものではありませんでした。

 

 ですが、この中途半端な態度が、事態を悪化させてしまいました。

 

 歯が悪くなると、多くの方が口にするのは

「食事が不味くなった。」

「固いものが噛み切れない、好物だったものが食べられない。」

「痛みというか違和感で集中できない。」といった不具合でした。

 

 この結果、この彼は食事が苦痛と化し、お粥や流動食で済ませるようになり、

その結果、食への関心を失い、加えて食べる量がどんどん減少したのです。

 

 人間食べることに興味を失うとどうなるか?

他のこと全てに関心が薄れていきます。遊びも仕事も、趣味もです。

 

 それなのに、頑なに医者を変えて善後策を考えるという選択を避け、

仕事仲間や友人には日々のつらさを愚痴るばかりになり、疎遠にもなったのです。

 

 おまけに仕事場が自宅ということもあり、人と会うこともなく

会話する相手も次第に減っていったことが一因だったのでしょう、

ついには、軽度の「鬱を発症」するまでに悪化してしまいました。

 

 その結果、

初期の段階での根本治療の開始であれば3か月程度で済んだものが

入院を含め、歯の根治迄1年、鬱の治療は現在も継続中という最悪の事態を

招いたのです。

 

 

【終わりに】

 ここで採り上げた2例は共に私と同じ「おひとり様シニア」でした。

全ての判断は自分ひとりで決める、全て自己責任となる中で

自身の健康問題は諭してくれる家族がいない点だけでも最重要な項目です。

 

 

 特に2)の事例はシニア世代以上の方にけっこう多く見受けられる傾向です。

「あそこにはずっとお世話になってきたから、今更・・・」

健康面以外でも仕事上のパートナーや取引先の場合でも傍から見れば

今すぐにでも関係を断ち切った方がいいという状態でも踏ん切りがつけられない。

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