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相続税節税の方法 教育資金一括贈与を上手に使う

 

  ここで気をつけなくてはならないことは、口座開設は、孫一人に1金融機関に1口座となることです。また、領収書を提出しやすい金融機関を選ぶことが大切です。ですので、遠方のおじいちゃん、おばあちゃんが口座を開くときは、このポイントに注意して下さい。

 

 教育資金にいったいいくらかかるのか?

 では、いったい教育資金にいくらかかるのでしょうか?

 

  色々なパターンがありますので、すべてを網羅することはできませんが、幼稚園から公立、私立平均で約856万円(文系、理系は分けていません)です。これが、全部私立となると、金額は当然あがって来ます。また、塾、習い事の費用は入っておりません。

 

おじいちゃん、おばあちゃんの心配ごと

前回お話しました、暦年贈与を使ってお孫さんたちに資金援助することももちろん可能ですが、その前提として、おじいちゃん、おばあちゃんが元気でい続けることが不可欠です。もし、大学卒業までに、亡くなったとしても、この一括贈与制度を使うと、贈与資金を非課税にすることが出来ます。

 

 では、いったいいくらぐらいまでなら、孫に教育資金を残せるのか、心配になる方も多いと思います。これを解決する方法として、おじいちゃん、おばあちゃんのライフプランを作ることをお勧めいたします。まずは、ご自身たちの使うお金を確保して、その余剰資金を使ってお孫さんに無理なく贈与することが、成功の秘訣です。

 

  このように上手に贈与税を使うことで、相続税対策に大きなメリットを享受できます。その知識を知っているか知らないかで、手元に残せる金額が大いに変わって来ます。皆さんもお得になる知識を得て、夢のあるシニアライフをお過ごしください。

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