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株式投資「売るべし・買うべし」… あとひとつをご存じですか?

 

今年に入って日経平均は、中国経済の減速、原油価格の低迷、米国の利上げの3つの要因から、さえない動きを見せています。このカンフル剤として、1月29日に日銀がマイナス金利を発表し、2月16日から実施されました。個人の方々にも、住宅ローンの金利が下がるなどの良い現象が出ている一方で、預金金利が下がったり、生命保険の商品が売り止めになったりと、その功罪は未だ結論が出ていません

 

マーケットの体温計 日経VIとは

アトラ50の読者の皆様も、株式や債券、投資信託など、金融商品に投資されている方々も多くいらっしゃると思います。そのマイナス金利発表直後の29日は、マーケットも素早く反応し、一瞬大きく上昇しましたが、すぐに下落、そして引けにかけてまた上昇と目まぐるしく動きました。その後の株式市場は大きな変動に見舞われています。この日経平均株価の変動率を見る指標が、日経平均ボラティリティインデックス(日経VI)です。

 

これは、投資家が株価の将来の変動をどのように想定しているかを表した指数です。投資を深く勉強した方でないと、耳なれない指数かもしれませんが、ネットで検索してみますと、チャートも見ることができます。この指数の見方は、値が高いほど、投資家が今後、相場が大きく変動すると見込んでいることを意味します。対象とする指数は、現在の市場で見込まれている日経平均株価(日経平均)の1ヵ月先の変動率を示し、大阪取引所に上場している日経平均先物および日経平均オプションの価格をもとに算出します。平常時はおおよそ20以下の数値で動くのが常です。アメリカにも、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500を対象とするオプション取引のボラティリティを元に算出、公表している恐怖指数(Volatility Index 略称:VIX)があります。

 

この日経VIの今年に入ってからの動きを振り返りますと、1月12日に30を超え、同21日には40を超えました(終値ベース)。その後2月19日には49.84と直近半年で最高値を付けましたが、その後徐々に落ち着きを取り戻し、5月に入ってからは25~30くらいで推移しています。過去には、リーマンショックの時には90ぐらいまで跳ね上がりました。

日経VIが高いときは、マーケットがざわついている時であり、上下動が激しい期間でもあります。このようなときに、賢明な投資家はどう動くべきでしょうか。

 

「売るべし、買うべし、休むべし」

相場に張り付いて、売ったり買ったりしていなければ気のすまない人がいらっしゃるのも事実だと思いますが、実際、そういうやり方で本当に儲かっているのでしょうか。

 

投資の最終目的は、お金を増やすことです。ご自身の大切なお金を常に危険なマーケットにさらしておくことではないはずです。投資に売りと買いのどちらかしかないと思うのは誤りで、休むことも大切な要素であると説くのが、「売るべし 買うべし 休むべし」です。「売り買い休みの三筋道」とか「休むも相場」ともいいます。

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