元気がない肌に迷った時の60代へ贈る基礎化粧品探しのコツ
年々シワや皮膚のたるみが目立って元気がなくなってくるお肌。原因は加齢、生活習慣、その両方かもしれません。でも真っ先に見直したいのは、今まで使ってきたコスメ。それもお肌に直接作用する基礎化粧品ではないでしょうか。
間違った化粧品を使うとますます荒れたりしますから、迷ってしまいますね。成分も用途も様々な各メーカーの基礎化粧品で一つ一つ効果を確かめながら、自分にピッタリの最適な基礎化粧品を探すコツがあります。
まずは現在の肌質を把握しましょう
女性の肌は十人十色。50代60代になってもその通りで、最適な皮膚用化粧品も肌質で異なります。テレビでCMをやってる高い化粧水だから間違いなく効くと思い込むのは早計。夏と冬、朝と夜、TゾーンとUゾーンなど、TPOで肌コンディションは異なりますから、有効なスキンケアも同じじゃありません。
自宅でワンタッチに肌診断ができる肌チェッカー、スキンチェッカーといった商品が市販されています。小型の機械を肌に当ててスイッチを押すだけで水分、皮脂量、ハリ等を測定。記録して昔と比較できる機種もあるので、基礎化粧品が肌を改善してくれた度合いを確かめることもできます。数値で判断するとわかりやすいですし、1台は持っておいて損はありませんね。
どうしても自己判断に自信が持てないときは、化粧品売り場のコスメカウンターで肌診断を試しましょう。メーカーによって違いますが、肌の状態を正確に観測するスキンセンサーを用意しており、レーダーチャートで客観的に診断してくれます。
肌の健康状態を調べる肌質診断、自分に似合う色が分かる肌色診断など目的別に機能が分かれていますので、気になる部分や知りたい疑問をメイクカウンセラーにキチンと伝えましょう。
肌診断の結果に合った化粧水を
洗顔後、一番最初につける基礎化粧品の化粧水。
さっぱり系やしっとり系、薬用成分配合と無添加など肌質に合わせて様々なタイプの化粧水があり、それを選ぶか迷うでしょう。カサカサ肌だからしっとりタイプを試したり、オイリー肌なのでさっぱり系をしばらく使って改善が見られたら、方向性としては正しかったということになります。
困るのはナゼか肌質が変わらなかったり悪化したとき。同じ脂性肌でも乾燥肌をカバーするために皮膚が余分に油を放出しており、この場合は保湿能力が高いしっとり系化粧水が適しています。
混合肌の方は顔全体に満遍なく塗るわけにいきませんから、悩ましいですね。保湿が必要ない箇所にまで化粧水をつける必要はありません。顎から口まわりにかけて、あるいは頬一帯に粉吹きができる体質の方は該当する部分にだけ与えます。テカりやすいTゾーンは前述のように隠れ乾燥肌ではないことを確かめてから慎重に。化粧水をつけない、が正解の場合もあります。