写真撮影で基本の構図3つ。三分割法や対角構図など。50代からカメラを始めて上達するコツまとめ
写真を撮る時、被写体を真ん中にあわせるだけでは腕前が上達しません。また、長くカメラ趣味を続けていくとマンネリ感を招いてしまいます。
構図に一工夫して、同じ風景をより効果的に魅せてみましょう。これからセンスを磨きたい50代カメラ初心者でも今スグ実践できる構図パターンをまとめました。
構図の基本「三分割法」迷ったら画面を9つに等分割してみよう
ファインダーの中を格子状に等間隔で縦3分割、横3分割、合計9等分し、線が交わった4ヶ所に被写体や水平線などを配置する構図です。「三分割交点構図」とも呼ばれます。
この配置は安定感が生まれ、写真の完成度を簡単に高められます。
対角線で区切ってみる。「対角構図」は大胆で収まりの良いショットを作れる
ファインダーの四角形で四隅から対角線を引き、それに添ってモチーフを写します。立った人物や草木の中心、地平線、山の稜線、ビルや道路など構造物の輪郭などを対角線上に添わせてシャッターを押しましょう。
「対角構図」はカメラを大きく傾けて撮影することが多いため、大胆な構図を得られやすいテクニックです。
「三角構図」の汎用性に注目! 三角形を意識して画面内に捉えていく
「三角構図」は画面内に三角形を意識した構図になります。3点は何でも良く、人にペットなど動物や乗り物、花や雑貨といった目を引くワンポイントで三角形を作りましょう。構図としてのまとまりに加え、3つの間に物語性が生まれて味わい深い写真が生まれます。
奥行きを使って集合物を三角状にしても面白いですね。手前下半分に人物を並べて後方上半分に建物や木山が収まると、結果として対象物が下から上へとそびえ立つ三角構図のようになります。記念写真に多い構図です。
他にも額縁構図、シンメトリー、引き算構図、視線誘導構図などカメラ上達のヒントになる構図が沢山あります。自分ならではの個性的な構図を追求して、持ち味を磨くのも面白そうですね。