突然の贅沢が新鮮さを呼び起こす、リッチな近隣ホテル宿泊
日常の延長線上にある旅をすると、人は幸せを感じるのだそうです。
若い頃、お互いの記念日が来る度、当たり前のように遠出したプチ贅沢なホテル旅行。40代~60代になって浪費を許さない節約生活がすっかり板についています。
拭い切れないマンネリ感に包まれた今だからこそ、唐突な贅沢は非日常ではなく、あくまで日常の延長線上で味わいましょう。思いがけず旅行先で感じる新鮮な気持ちは、帰ってきた翌日から戻る日常生活の色を少しだけ違って見せてくれるはず。
毎朝、通勤路で通り過ぎる高級ホテルの豪奢な門構え。行きつけのスーパーから夕食を買って帰宅する度に目を奪われるライトアップされた建物の装飾。いつかは泊まってみたいという淡い希望を掻き消して、いつも素通りする憧れのホテル。気にならないと言ったら嘘になるその気持ちに、一度は正直になってみても良いかもしれません。
「今度の週末、あそこに泊まってみない?」
何かの記念日である必要はありません。
オシャレなカフェやランチに誘う気軽さで、近所の高級ホテルに出掛けてみましょう。
近場の高級ホテルが持つ利点の数々
考えてみると、近所のホテルに泊まるメリットって結構あります。
1泊2日で直前に身支度すれば着替えは要らない。トランクにあれもこれも荷物を積める必要はありません。アメニティは高級ホテルだから良い物を不足なく取り揃えております。ひょっとすると自宅以上に充実しているかも。奥様はさぞ複雑な気持ちになることでしょう。
これから高級ホテルに泊まりに行くよ、と鶴の一声を突然聞いて、喜ばない子供がいるでしょうか。こういう体験型サプライズは子供が最も大好きなイベントのひとつです。子供の準備も手間要らず。普段より少し背伸びした装いだけ。身ひとつで散歩に行く日常と同じように、家族みんなで最寄りの高級ホテルへゆうゆうと歩いていきましょう。
荷物もなく近場なのですから自家用車さえ必要ありません。何か足りなくなったら歩いて家まで戻ってこれます。電車やバスの時刻に合わせる面倒臭さも無し。
奥様は夕食と翌朝の朝食の心配をしなくて良い。むしろ贅を凝らしたご馳走の翌日に、自宅で出す夕食とのクオリティの落差をいかに埋めるか、という嬉しい心配のほうが切実かも。
ホテルで供された呪文のような名前の美味しい料理を、後日自宅でも再現して振る舞えたら素敵ですね。まさに日常の延長線上に花咲いた幸せをご主人や子供は体験します。最初は奥様のよくある浪費かと訝しんでいたご主人も、また行ってもいいかなと思えてきたらしめたもの。
ホテルを照らすアップライトがお互いの表情を変える
中庭やテラスから見上げるリッチなホテルの雰囲気は、毎日道端から見ていた景観と全く違うことに気付きます。
日常の延長線上にふっと現れた豊かで新鮮な気持ちの数々。たまにこういう驚きがあるからこそ楽しく、日常へ戻った時に張りが出てくるのでしょう。
夕食後に冒険気分ではしゃぐ子供たちを尻目に、近くて遠い存在だった高級ホテルの内側で率直な感想を語り合いましょう。部屋の中はこうなっていたんだという驚き、予想を良い意味で裏切ったディナーの味と余興の感想、センスのある照明や豪華な内装に湧き上がってくる高揚感。そしてこれほど楽しい空間で二人一緒に居られる喜び。
奥様の横顔がいつもより魅力的に見えるのは、きっと有名デザイナーが手掛けた間接照明のせいではありません。
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