ひとり旅におすすめの「紅葉が楽しめる温泉地」4選!温泉マニアが厳選して紹介【全国】
(画像提供:秋田県観光振興課)
訪れた温泉は約500、『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』という書籍も出版されている温泉オタクの永井千晴(ながち)さん。
この記事では永井さんがこれまでに訪れた温泉の中から、様々なおすすめスポットを紹介してもらいます。毎月、エリアや泉質などの切り口で温泉情報をお伝えしますので、いつか行きたいスポットとしてぜひチェックしてみてください。(メイン画像提供:秋田県観光振興課)
※この記事は2022年9月12日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
ひとり旅で紅葉&温泉を楽しむなら、落ち着いたエリアを選ぼう
少しずつ夏の暑さが薄らいできました。いよいよ待ちに待った秋の行楽シーズン、そしてもう少しで美しい紅葉の季節です。ひとりでふらっとどこかへ出かけたい方も多いのではないでしょうか。
日本気象協会によると、紅葉の見ごろは、秋(9~11月)の気温が低いと早まり、高いと遅れるそうです。昨年の2021年は平年並で、
・北海道:10月上旬~下旬
・東北:11月上旬
・東日本:11月上旬~下旬
・西日本:11月中旬~12月上旬
が見ごろだと予報が出ていました。
この時期は、どのエリアも紅葉狩りを目当てにお客さんで賑わうシーズン。なるべく早い予約はもちろんのこと、「どこへ行くか」もしっかり見定めて動きたいところです。特にひとり旅では、静かにゆっくり過ごしたいと思っていても、混雑に遭遇し疲れてしまうケースも。
今回ご紹介したいのは、ひとり旅向けの紅葉鑑賞がかなう4つの温泉地。必ずしも混雑が避けられるとお約束はできないのですが、比較的落ち着いた温泉地を選びました。
あこがれの乳頭温泉郷は、紅葉が最旬シーズン(秋田)
さまざまなメディアに取り上げられている“有名な秘湯”・乳頭温泉郷は、すばらしい紅葉鑑賞がかなう温泉地のひとつです。例年、10月上旬に色づきはじめ、10月下旬までに見ごろを迎えます。
「妙乃湯」「鶴の湯」「黒湯温泉」などの自慢の露天風呂から見えるのは、赤黄色に染まった紅葉絶景。白く濁った温泉に浸かりながら眺める紅葉はもう、贅の極みです。
築100年近いかやぶき屋根の建物があり、風情ある乳頭温泉郷は、個人的には秋の紅葉シーズンが“最旬”であること間違いなし。雪解けの春も、青々しい夏もいいけれど、やっぱりこの雰囲気には秋がよく似合いますよね。
ちなみに、雪深く積もる冬も美しい温泉地なのですが、少しアクセスのハードルが高くなるのでご注意を。車で訪れる方は、スタッドレスタイヤやチェーンを必ず用意して、道路の通行止め情報も欠かさず確認してください。
朱色に染まった妙高高原を眺めながら、燕温泉でゆったり(新潟)
標高1150mにある燕温泉は、古くから湯治場として親しまれてきた温泉地。例年の見ごろは10月中旬~下旬で、渓谷沿いの遊歩道での“紅葉散歩”がかなうエリアです。
燕温泉には、紅葉絶景が間近で見られる「黄金の湯」「河原の湯」という2つの野天風呂があります。「黄金の湯」は男女別で、「河原の湯」は混浴なのですが、無人・無料の野天なので、女性ひとり旅だとややハードルが高いのが難点。しかし、白く濁った湯船にふわりと黄金色の紅葉が浮かんでいる姿は、風流という表現がぴったりで、ぜひ一度はチャレンジしてみたいところです。
私のおすすめは、「源泉の湯 花文」など、山に面した露天風呂のある宿へ行くこと。野天風呂もワイルドでいいけれど、防犯上の心配などで落ち着けないと非常にもったいないですよね。野天は体験しながらも、宿の露天をお楽しみのメインにするほうが心地よく過ごせると思います。
ジビエ料理にも舌鼓。湯西川温泉で静寂の紅葉鑑賞(栃木)
東京・浅草から電車とバスで3時間ほど揺られてたどり着く、栃木県の山奥にある湯西川温泉。鬼怒川・日光を抜けた先にある素朴な温泉地で、源平の戦いに敗れて平家が落ち延びて永住したと言われています。例年の見ごろは、10月中旬~11月中旬。かやぶき屋根の建物も多く、風情あふれる景色にひたれるエリアです。
渓谷沿いに大きな露天風呂を設えている宿がいくつかあり、秋は紅葉×渓谷×露天のトリプル絶景を楽しめるのが大きな魅力です。温泉街に点在する飲食店や観光スポットは静かに営まれており、その落ち着いた雰囲気はひとり旅にうってつけ。さらには、鹿・イノシシ・熊などのジビエ料理がいただけたり、囲炉裏を囲んで岩魚の骨酒を楽しめたりする宿も。大人の“しっぽり”を満喫できちゃうすばらしい温泉地なのです。
贅沢で大人なひとときを堪能する、湯布院温泉の紅葉狩りへ(大分)
900を超える源泉が湧き、豊富な湯量と美しい自然、そしてスタイリッシュで高級感のある旅館がそろう湯布院温泉。由布岳の麓に広がる温泉街には、和モダンなカフェや土産店が立ち並んでいて、とてもおしゃれなエリアです。例年の見ごろは10月下旬~11月下旬。ハイシーズンになると由布岳は紅く染まり、展望スポット・狭霧台からの景色も絶景に。少しだけ足を伸ばして、金鱗湖周辺の紅葉を散歩がてら鑑賞するのも気持ちよいです。
湯布院にもさまざまな露天風呂自慢の旅館やホテルがあり、由布岳を見渡せるロケーションの施設もあります。思い切って高級宿に泊まり、庭園の紅葉を独占して楽しむのもひとつの手。ちなみに私(筆者)の湯布院のあこがれ宿は、「亀の井別荘」と「由布院 玉の湯」です。泊まってみたいなあ。
紅葉シーズン前後に温泉旅行をする際の落とし穴
秋の行楽と重なるので、どうしてもこの時期はどこもかしこも賑やかになりがち。11月は文化の日(3日)、勤労感謝の日(23日)と祝日もあるので、早めの旅行計画をおすすめします。
温泉マニア的なコツは、「見ごろ時期より1~2週間後ろに倒して旅行する」こと。混雑のピークを避けられるだけでなく、落ち葉になる直前の熟した紅葉が見られる可能性が高いので、ほんの少しのズラシを試してみてはいかがでしょうか。
ただし、念のため気にしておきたいのが「冬季休業」。山深い温泉旅館での紅葉を楽しみたいと思っても、11月下旬から雪が降るために冬休みに入ってしまうところも少なくありません。毎年、冬季休業のお知らせは公式サイトに出されているので、事前の情報収集を欠かさずにしてくださいね。
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※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
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