開業早々に相談や打診に繋がったと思っています。

　資格起業に限らず、飲食店の場合でも、

今までの人脈をいかに呼び込めるかがスタートダッシュとは行かなくとも

一定の売り上げ実績を挙げることに繋がるか？

これは間違いのないことだと思います。

【終わりに】 

　まだ貴方が40代50代の現役会社員の場合ならば、

現時点でどれだけ社内外、得意先と交流が出来ているかを見直してください。

その中でいざ独立、起業の際に遠慮なくその旨を伝えられて、仕事の依頼まで出来る人脈は

どれだけあるかをじっくり吟味することです。

　確実に第二の仕事で資格起業をすると決めている場合なら

有言実行で「いずれこういった資格で独立するのでその時は宜しく」的な告知でも十分でしょう。

同時に彼らが直面している問題などを世間話の中で聞き出すなど、同世代の共通する悩みを調べ、

それに対応するような仕事をメインとするといった独立後の仕事の骨組み作りも可能です。

　趣味の仲間や行きつけの店の場合も流れは同じことです。

どこに顧客に繋がる可能性が潜んでいるかは神のみぞ知るです。

　こういう流れになりますと、

行き着く先は「人間力」「コミュニケーション力」「営業力」ということになります。

この差が今に至る多方面での繋がり、人脈の豊富さに直結していると思います。

　資格を取得した専門家と言えどもひとつのサービス業であり、接客が必須な仕事です。

いくらFacebookを開設したり、ブログを立ち上げたり、ネット上の各サイトで宣伝をしても

それだけで見知らぬ他人が連絡をしてくることはありません。

　まずは、自分と交流のある人物、

お世話になった方やお世話した方など

貴方の人となりをある程度知っている方を取り込むことです。

　その後の第二段階として、全くの赤の他人との繋がりとなり、

口コミや紹介といった「最強の宣伝」に発展し、仕事が軌道に乗るのです。

　ずば抜けた専門知識を有し、新人でもベテラン並みの業務遂行力を持っていても

人付き合いが苦手、友人知人が極端に少ないような方が資格起業しても

その多くは仕事として成り立たないまま低迷してるケースは少なくありません。

　「既に50代半ば、今から人脈なんて築けない…」というシニア起業者は

これと思う既存の先輩士業従事者に師事するとか、合格者の同期生同士の繋がりなど

同業の中で年齢に関係なく新参者と言う立場を受け入れることで交流を深めることです。

　人脈は一朝一夕で獲得出来るものではありません。

シビアな言い方になりますが、貴方の周囲にどれだけの人脈があるかどうか？

資格起業を考える際には、それ以前にこの点を冷静に判断して下さい。