10人に9人が”かくれ栄養不足”!?自分の栄養バランスに自信があると答えた人の10人に9人が栄養不足と診断される現実
近年、家族形態の変化や食生活の乱れから様々な栄養が不足していることがささやかれています。国民健康・栄養調査(厚生労働省)によると、性別・年代別に状況は違っても、栄養バランスが日本人の食事摂取基準の推奨量(同省)に満たないというデータが示されています。
今回キリン・トロピカーナ株式会社が、「食生活と栄養に関する意識調査」を行い、自分の栄養バランスに自信がある人とそうでない人々の意識を調査しましたので、皆さまにご紹介します。
「栄養バランスに自信がある」と答えた2割ですら実際は栄養不足である可能性が高いという衝撃の事実が分かりました。自分が自覚していなくても栄養不足に陥っている「かくれ栄養不足」の症状は身近に起こりうることが分かり、現代の栄養不足はもはや社会問題化していると言わざるをえないです。
1.自分の栄養バランスに自信のある人10人のうち9人がかくれ栄養不足と判明!
意識調査の中で自分の栄養バランスに「自信がある」、「やや自信がある」と回答した10名に対し血液検査で栄養解析(※1)を実施しました。
そのうち9名が、「顕著な栄養障害が見受けられる」という最低ランクの総合評価Dと診断されました。
そのうち8名は、医学的見地(※2)より「重度」領域である項目が5個以上あることが分かりました。
また、検査した全員について「ビタミンB1」、「ビタミンB6」、「亜鉛」が欠乏しており、必要な栄養素であることが分かりました。
≪参考≫血液検査を受けた方の普段の生活について(抜粋)
(例1) 妻が自炊で3食用意してくれていて、中華から和食までバリエーションも豊か。体調が悪いと感じたことがない。【A氏→D判定】
(例2) 自炊中心の食生活にし、高たんぱく低カーボンを心掛けている。風邪もひかず、健康そのものであると感じている。【B氏→D 判定】
(例3) 1日25品目以上摂るようにし、白米には麦と発芽玄米または16穀米を混ぜている。肉を昼食、魚を夕食に食べている。【C氏→D 判定】
(例4) 毎朝、青汁を飲みサプリもビタミンやコラーゲン等美容にいいものを積極的に摂っている。
(例5) 食べ過ぎたと感じたら次の日に食事をコントロールしている。年に1度の健康診断以外は病院にはかかっていない。【E氏→D 判定】
(※1)栄養解析について
成城松村クリニック内の「栄養療法」メニューを実施しました。被験者の栄養解析レポート内にある結果に基づき記載しています。
(※2)分子整合栄養医学
2.自分の栄養バランスに自信がある人は約4人に1人未満。
年代が上がるにつれ割合が増え60代女性の約40%が自分の栄養バランスに自信があると回答。
自分の栄養バランスについて自信がないと回答した人が70%にのぼる一方、自信がある人は全体で24%いることが分かりました。