コインランドリー投資って儲かるの?そのメリットデメリットとは?
不動産投資と聞くと、アパート経営やマンション経営など、賃貸経営を思い浮かべる人が多いかと思いますが、最近はコインランドリー投資が人気です。
出店後、店舗経営やオーナー業により、利回りを期待するビジネスです。この記事で詳しく解説します。
【この記事の目次】
コインランドリー投資とは?
コインランドリーには、業務用洗濯機や業務用乾燥機が数多く設置されており、毎日多くの利用者が活用しています。
家庭用洗濯機や家庭用乾燥機では対応できない洗濯物の場合や、自宅の洗濯機が洗濯乾燥機ではない場合などに重宝されています。
多くの主婦や一人暮らししている人の強い味方として、売上も利益も伸ばしているコインランドリーを、投資とみなして運営している経営者も増えています。副業というほど手軽ではありませんが、確実な収益を得る可能性の高い事業として人気のようです。
コインランドリー業界は成長している
コインランドリー業界は成長の一途をたどっています。厚生労働省によると、1997年に10,739店舗だったコインランドリーは、2013年には16,693店舗まで増加しています。
そして、2017年の2月の日経新聞では、コインランドリーが日本全国1万8,000店という店舗数に増加していると報じられました。今やコンビニの数に匹敵するほどの数となっているのです。
コインランドリー投資に必要な視点
コインランドリー投資を行うには、どういう形態で運用するのかを精査する必要があります。自分が経営するのかやアウトソーシングにするのか、店舗数を絞ってじっくりと運営するのか、それともフランチャイズ化するのかなど、投資というよりも経営視点が必要です。
機械の耐用年数と償却費用のバランスや、物件の立地、競合が開店するリスクなど、戦略を持った運営が重要となります。
コインランドリー投資のメリット
コインランドリー投資がどのようなものなのか、具体的なイメージが付かないという人も多いかと思いますので、メリットとデメリットを見ながらもう少し具体的に見て行きたいと思います。
まずはメリットから紹介します。
需要にあったビジネスである
コインランドリーは需要にあったビジネスです。さきほど紹介したように、コインランドリー産業は右肩上がりに増加しています。これは需要の多さを表していますので、市場はどんどん拡大していると見ることができます。
投資やビジネスでは、大きな波に乗ることは重要であるため、コインランドリー投資は期待感の大きいビジネスといえるでしょう。
利益率が良い
コインランドリー投資は、利益率が高いという特徴があります。およそ75%の粗利率を誇っているビジネスであるため、資金効率も良いのです。通常、ビジネスでは薄利でも10%の利益率といわれていますし、20%や30%程度が妥当な利益率と考える人が多いようです。
コインランドリーはその何倍もの利益率であるため、しっかりと売上が立てば、オイシイ事業だといえるでしょう。
キャッシュフローが良い
コインランドリービジネスは、毎日利用者による現金収入を見込むことができます。毎日現金が入るということは、キャッシュフローの面でとても有利であるため、経営しやすいという特徴があります。
また、常に現金収入であるため、後から入金されるという売掛金がありません。そのこともキャッシュフローが良い要因です。
利益が安定しやすい
利益が安定しやすいというメリットもあります。コインランドリーの利用者は、だんだんリピーターとして固定客となりやすく、利益の基盤が作りやすいという特徴があります。
事業運営をする上では、リピーターが多いほど楽になってきますので、リピーターが作りやすいというのは大きなメリットだといえるでしょう。
知識が要らない
事業を運営しようと思うと、その事業に精通しているのは当然のたしなみです。
しかし、コインランドリーの運営は、深い専門知識を必要としません。もちろん、マーケティングや広報・宣伝、事業戦略などの基本的な経営の知識は必要ですが、専門知識は営業をして行く中で蓄積していくこととなります。
いずれにせよ、いきなり知識の武装が必要ではないため、始めやすい事業となっています。
人件費が安い
コインランドリー事業はほとんど人件費がかかりません。機械が全て対応してくれる上、セルフサービスであるため、人を雇う必要がないのです。コインランドリーの敷地内を綺麗にする清掃人員を雇えば人件費はかかりますが、それでもアルバイトがいれば十分です。
経営者が自分で清掃する場合には、なんの人件費もかかりません。そのことが高い利益率となる要因だといえるでしょう。
在庫ロスを考える必要がない
経営に大きなリスクを与えるのが在庫リスクです。商品を仕入れたとしても、売れなければ在庫となり、仕入金額の回収ができません。在庫管理費用もかかってくるため、いかに在庫を無くし、売れる商品を仕入れるかが重要となります。
しかし、コインランドリーはそもそも在庫がありませんので、在庫リスクを背負う必要がありません。
コインランドリー投資のデメリット
コインランドリー投資は、他の事業運営に比べると、メリットが多いことがお分かりいただけたかと思います。しかし、デメリットも大きいため、投資を行う場合には慎重に検討する必要があります。
では、コインランドリー投資のデメリットとはどのような内容なのでしょうか?具体的に紹介いたします。
初期投資が莫大
コインランドリー投資の最も大きなデメリットは、初期費用が莫大だというところです。規模や店舗の場所にもよりますが、コインランドリー投資にはおよそ1,000万円から2,000万円の費用がかかります。
そのため、軽い気持ちで始めるというわけには行きません。これだけの資金を投入して運営していくものであるため、しっかりと経営戦略を立ててから始める必要があります。
移転が難しい
コインランドリー投資は、莫大な費用をかけて機械を投入し、店舗を運営するものであるため、移転することが困難というデメリットもあります。
たとえば、自分の店舗の近くに大型の競合店が現れたり、当初の計画通りの集客ができない場合などに移転したくても、すっと移転することができません。一旦機械を設置しているため、機動力がないということを想定しておきましょう。
競合との差別化が付けにくい
競合店との差別化が付けにくいということも知っておく必要があります。コインランドリーは設備の新しさやお店いの清潔さ、広さなどの違いはありますが、それ以外に目立った違いはありません。
そのため、競合争いに巻き込まれたとしても、対策を講じにくいのです。もちろん、差別化が付けにくいからこそ、斬新なアイデアを持っていると差を付けやすいのですが、一般的には似たようなサービスである場合が多いのです。
毎月の経費がかかる
経費に関しては、人件費は安いのですが、電気代は覚悟しなければなりません。24時間稼働させていると、それだけでも電気代はかさみますし、夏や冬はエアコンや暖房代がのしかかってきます。売上が確保できていなくても、一定の経費が掛かることは頭に入れておきましょう。
まとめ
コインランドリー投資は、拡大する市場が追い風となり、参入者も増加しているようですが、メリットとデメリットをしっかりと分析してから始める必要があります。
メリットの部分をしっかりと活かせれば、効率よく投資資金を回収できますが、デメリットの部分に足を引っ張られていると、損害となる可能性があります。始める前にはしっかりと精査しておきましょう。
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