大家族という住み方
こんにちは、「第三者の視点から買い手をサポートする家づくりのプロ」香月敬民です。
核家族化が当たり前になってしまいました。
かつての日本は大家族が当たり前でしたが、それが失われることでの弊害もあります。特に教育という点に関しては、孫世代にとっても、シニア世代にとっても、重要な意味があります。
なのに、特に団塊の世代に多いそうですが、同居、もしくは二世帯住宅という形であっても、それを拒む方が増えているそうです。
大家族では、親が働きに行っている間、おじいちゃんやおばあちゃんが孫の世話をしていました。そこで、親の世代が教えきれない躾やしきたり、行儀作法やそれぞれの持つ意味などを教えていました。親世代には時間がなく、気が回らない部分まで、おじいちゃんおばあちゃんはじっくりと教えてくれていました。一説によると子育ての最適年代は60代だそうで、それもある意味納得できる部分でもあります。
今でも大家族の文化が残る北陸や東北では、高い学力水準が知られています。塾に通う子が多い都会よりも学力が高いというのは何とも面白いものです。
逆にシニア世代にとっても、孫世代と一緒に生活しているというのは、生活に活力をもらえますし、苦手な電子機器などは孫世代の方が詳しかったりするので、今度はそちらが教える側になって、シニア世代も新しい血を入れていくことが出来るようになります。
家のことを考える際、日本の古き良き伝統である大家族について、ちょっと考えて頂くといいのではないかと思います。
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