季節を変えて考える
マイホームというのは、とかく計画の段階での状況を加味しすぎになりがちです。
例えば今の時期であれば、夏をベースにマイホームを考えます。
それはある意味、当たり前のことです。
しかし手にしたマイホームには、その季節だけ住むのではありません。
春もあり秋もあり、冬もあります。
そして今デメリットに感じることも、それがメリットに感じる季節もあるということです。
例えば今の季節、西日は嫌がられます。
しかし冬場になると、逆に部屋を暖めてくれるかもしれません。
であれば、嫌な時期だけそれを防ぐ方法がないかと、考えるというのも一つの選択肢になります。
それを今の季節のことだけを考えて、例えばマンションで、西に窓のない部屋を選ぶとか、戸建で西に窓を設けないとか、安易に考えてしまうと、後悔のもとになります。
逆の季節のことも考えて、ちゃんとした検討をもとに選ぶのであれば、不満にはなりませんが、そういう検討が出来ていなければ、しまったのもとになるわけです。
そこで選択肢を示してあげるのが、本来は住宅会社の営業です。
お客様にはイメージ出来ないことなどを、選択肢として検討のテーブルの上に出すのは、やはりプロの仕事でしょう。
お客様が言ったことに対して、何も提案が出ないとしたら、それは販売員であり、営業とは言えません。
将来の不満の種を出来るだけ失くし、満足が長く続くために、かゆいところに手が届く営業をちゃんと選びたいものです。
お客様の側でも、逆の季節で考えてみることで、不満の種を摘めることもありますので、ご参考にされてください。
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