「定年退職後の夫婦の生活」意識調査
定年退職前の皆さま、定年退職後の準備はされていますでしょうか。
50代、60代は、子供の独立、親の高齢化、実家の相続などさまざまな変化が起きる年代でもありますので、事前に出来る限りの準備をしておいて損はありませんよね。
今回、野村不動産アーバンネット株式会社が、「定年退職後の夫婦の生活」意識調査を実施しましたので、皆さまにもご紹介いたします。夫と妻では、定年退職後に対する考え方の違いが大きい事にも注目です。
【調査結果1】 定年後のイメージについて
~妻は夫よりも、定年退職後の生活にネガティブなイメージを持っている~
定年後「自分の趣味や楽しみを第一に生活を送れそう」は、夫の48.5%がイメージしているのに対し、妻は27.7%、「自分の夢や目標に思う存分チャレンジできそう」は、夫37.2%がイメージしているのに対し、妻は18.6%となり、夫は妻よりも定年退職後の生活をポジティブにイメージしているようです。
一方、妻は「漠然とした不安がありそう」が60.2%など、定年退職後の生活をネガティブにイメージしています。
【調査結果2】 夫婦円満の秘訣について
~夫婦生活の幸福を実感できる3つの習慣は、「できるだけ会話をする」「一緒にご飯を食べる」「相手を尊重する・思いやる」~
夫婦の暮らしをより充実させるためにやっていることのトップ3は、1位「相手を束縛しない」、2位「お互い干渉しない」、3位「相手を尊重する・思いやる」となり、いずれも相手を気遣う行動が上位となりました。
夫の回答の上位は「相手の話をよく聞く」「できるだけ一緒に行動する」など、「夫婦間の距離を近づける」項目となった一方、妻の回答の上位は「相手にあまり多くを望まない」「適度な距離感を保つ」など、「夫婦間の距離を保つ(おく)」項目となりました。
【調査結果3】 定年準備について
~退職準備の3つのお役立ちキーワードは、「住まい」 「趣味」 「健康」~
定年退職前に「準備していること」と「準備しておけばよかったこと」を比較したところ、「準備しておけばよかったと後悔する人が多いが、準備している人は少ない」項目は、「新しい趣味を作る」「退職金の金額の確認」「新しく何かを学び始める(資格取得など)」といった、定年後の時間を有意義に使うための選択肢を広げる項目が目立ちました。
【調査結果4】 定年後の住まいについて
~定年したからこそ住みかえたくなる3つの理由は、「バリアフリー」 「子供との近居」 「今の家が広すぎる」~
・定年退職前では31.4%だった夫婦2人世帯が、定年退職後には62.9%と6割を超えました。
・調査対象者のうち住みかえの意向のある方に、住みかえを検討する理由を聞いたところ、定年前の夫婦、定年後の夫婦とも「家が老朽化しているから」がトップとなりました。定年後の夫婦は、定年前の夫婦に比べて「バリアフリーなど老後の住みやすい住宅に移りたい」「今の家が広すぎるから」「子供の家の近くに住みたいから」という回答が増えています。
・ゆとりある住みかえ―縮小買いかえ―を、調査対象者のうち住みかえの意向のある方に紹介したところ、53.4%が魅力的と回答、45.5%が「縮小買いかえを検討してみたい」と回答しました。
皆さま、いかがでしょうか。夫婦で定年退職後についてお話しをする事は大切かもしれませんね。