高いのにはワケがある? 高級家電が高額な理由3つ
普段、リーズナブルな家電を使っていて特に困っていなければ、何倍も高額な高級家電をあえて欲しいとは思わないかもしれません。
例えば一般的な炊飯器なら良くて2~3万円程度。10万円を超える炊飯ジャーのどこにそんな高額の理由があるのか疑問に感じるのは当然です。
どうして高級家電が高いのか。その理由を知れば、今なぜ高級家電が注目されて人気が高まっているかが分かるでしょう。
【高性能】より便利に、さらに美味しく、高耐久
放っておいても自動的にフローリングのゴミを集めて掃除してくれる、そのためなら多少高い値段でも喜んで買いたい。人は高額だから買うのではなく、利便性とコストを秤にかけて得られるメリットに納得して高級家電を買うのです。
先ほどの炊飯器の例ではより顕著。10万円超の炊飯器で炊いたご飯は銀シャリという表現が真に相応しい甘くふっくらした美味しさで、普通価格の炊飯器で炊いたご飯に戻ることは不可能になります。きっと、舌が戻りたくないと駄々をこねるでしょう。
すぐ壊れるようでは何度も買い直すハメになり、結局高くつくことも想像できます。高額な分、この先ずっと使い続けられる堅牢な作りで一生モノと考えるなら、安い買い物かもしれません。
【優れたデザイン】類まれな個性を感じる魅力的な外観
「普通のデザインだなあ」と思わせる高級家電はほとんどありません。デザイナーがセンスを光らせた意匠、世界で唯一無二の洗練された造形、常識の枠を超えた魅力的な外観にこそ、高額でも欲しいと思わせる理由があります。
もちろん機能性を犠牲にしては本末転倒ですから、当然求められる能力は十分満たした上でのデザイン。高級コーヒーメーカーや高級フードプロセッサーもハイスペックに相応しい余裕のあるデザインを意識しているあたり、安物とは一線を画す高級家電らしい貫禄が伺えます。
【高級ブランド】確立された高級ブランドイメージ
高級バッグや高級洋服は素材の原価だけなら10%以下の値段で製造可能。残りの90%以上はブランド価値に対してお金を支払っているといえるでしょう。
ブランドイメージは、それに相応しいデザインが求められます。前述のように高級家電は一流工業デザイナーの手による最先端デザインを実現。高級ブランド家電のイメージを根付かせることに成功しています。
自宅には誰もが欲しがるあのオイルヒーターやロボット掃除機の高級ブランド家電がある、そんな優越感を抱きたい方にとって、広く世間に確立されたブランド家電は魅力的に映るでしょう。
普通に節約生活していては決して辿り着かない境地にある高級家電。高い理由、そして裕福とはいえない層にも人気が出てきているワケを知れば納得ですね。