住み続けながら自宅を売却して現金化できる! リバースモーゲージは熟年夫婦に適した資産活用法
「その物件は、私が売ります」と決め台詞が印象的なドラマ「家売るオンナ」が先日、高視聴率で幕を閉じました。
リアリティに疑問は残りますが、空室率の高いビルや事故物件といった売れにくい建物を鮮やかなお手並みで売り抜けていく様は爽快でしたね。
私達も諸々の事情により現在住んでいる自宅を売却したい、できれば住み続けながら現金化できないだろうか? と都合の良い希望を叶えたい時があります。
少子高齢化で注目されるリバースモーゲージ制度
リバースモーゲージ(Reverse mortgage)はリバースモーゲッジとも呼ばれ、自宅を手放すことなく担保にして定期収入を得ることができる年金制度の一種です。
アメリカ発祥の不動産活用手段であり、日本でも各地の地方銀行が先駆けて商品化。昨年からみずほ、三菱東京UFJ、三井住友の大手銀行でも取り扱いが始まっています。
今後さらに深刻化する少子高齢化社会にマッチしたサービスとして、古民家や空き家解消と高齢者資産の流動化を促進する効果が期待されています。
リバースモーゲージって凄い発想のローンやなw
— ちくわ◎(生き残りたい) (@fujisaki_d) 2016年9月22日
老後の生活資金を今から大量確保
このリバースモーゲージは、自分の死後に自宅が不要になる高齢者向けの生活支援金充足を前提としています。そのため利用するには対象年齢や資金使途、担保評価額など幾つかの条件があり、仔細は銀行によって異なります。
借入時年齢がおよそ60歳前後、数百万円以上の評価額を必要とし、一定額を毎月受け取るか利用枠内で自由に引き出せるかなどの違いがあります。通常の高齢者では借りにくい大金もリバースモーゲージなら可能なので、子供に自宅資産を残さない事情なら検討に値します。
まだ住宅ローンが残っていてもリバースモーゲージからの融資をローン返済に割り当てることも可能な場合があるため、飛ぶ鳥が跡を濁さない資産運用法といえるでしょう。
綾小路きみまろがリバースモーゲージの広告に出てるのなるほど感しかなあ
— DJあかい (@aka1you) 2016年9月20日
自宅を担保にして銀行などの金融機関から借金をし、その借金を毎月(或いは毎年)の年金という形で受け取る。資金の使い道は事業性の目的を除き、生活費、レジャー、家屋の修理など利用者の自由である。通常のモーゲッジ(=抵当・担保)ローンでは年月と共に借入残高が減っていくが、この制度では増えていくのでリバース(逆)モーゲッジと呼ばれる。最終的に自宅を手放す(可能性が高い)ことはその家を売却することに似ているが、契約の期間中はその家に住み続けられることが特徴である。
引用:wikipedia