木のリキュール!? 草根木皮から作られたボタニカルリキュールが美容にも効果的! 京都ベンチャー酒造が開発中
リキュールはウォッカや焼酎などの蒸留酒に果物やハーブを漬け込んだお酒で、無数の種類が存在します。
甘い果実なら甘いお酒になり、柑橘系を入れるとさっぱりと爽快な味に。薬草なら苦味を含む複雑なお酒、ナッツ類で風味を溶け込ませた飲み物もあります。お好みで好きな食材を混ぜられるのがリキュールの魅力。
ところがここにきて、なんと木材から作られたユニークな「木のリキュール」が登場しました。
京都「北山丸太」で木のリキュールを開発中
京都の伝統産業に注目を集めるために取り組んだのが、酒造ベンチャー「フルーツリキュールフリークス」。普通の民家を酒造に改装するというコンパクトぶりながら、世界に通用する京都の伝統材である北山丸太を原料にした「木のリキュール」開発に乗り出しました。
洋樽で熟成させたバーボンやテネシー・ウィスキーとも全く違った味わいに仕上がる予定です。先行して試飲したバーテンダーは「スイカの味」「複雑な味」「木を感じる味」など伝わるような伝わらないような感想を寄せています。
このプロジェクトは誰でも個人的に支援できるクラウドファンディングも実施されています。5000円以上の支援をすると完成後に木リキュールを1本入手できるので、確実に味わいたいならぜひともオススメの方法。
アルザスのリキュール・ド・サパンはもみの木のリキュール
完成まで待てない、早く木のリキュールを飲んでみたい、という方にはフランスのアルザスで作られている「リキュール・ド・サパン」などいかがでしょう。クリスマスツリーでお馴染みのモミの木から作られていて、数年前から日本でも市販されています。
もみの木の新芽をギュッと絞って漬け込みつくられたお酒だそうですが、こちらも味の想像がつきませんね。まさに木の香りを飲んでいるようで、さっぱりとした喉越しだとか。
最近、草根木皮で作ったお酒であるボタニカルリキュールがにわかにブームの兆しを見せています。木や葉に含まれる天然の酵素成分がアルコールに溶け込み、身体への吸収を高めてくれる効果を期待できるそう。
酵素といえばダイエットや美容に敏感な女性の味方。ボタニカルリキュールをディナーに取り入れて美味しく内側から健康になりましょう。