【認知症に対する意識調査】71.2%は認知症予防に興味あり
認知症の患者数は2012年時点で全国約462万人と推計されており、2025年には認知症のみで700万人、軽度認知障害を含めれば1300万人になるといわれています。約10年で1.5倍に増える見通しで、65歳以上の高齢者のうち3人に1人が何らかの認知症を罹患する計算となります。
また昨今、認知症罹患者を起因とする事故が多発するなど認知症は社会課題としても認識されつつあります。そこで今回、認知症予防ソリューションを提供するブレインケア株式会社と介護予防デイサービス「早稲田イーライフ」を運営する株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団高齢者が、50代~90代を対象に、認知症に対する意識調査を実施しましたので、皆さまにご紹介たします。
71.2%は認知症予防に興味あり
認知症予防に興味がありますか?との問いに対して、「とてもある」と回答された方は25.3%、「興味ある」と回答された方は45.9%で、全体で71.2%でした。
また「とてもある」「興味ある」と回答した方の傾向として、記憶力が「随分衰えた」「やや衰えた」と考える方が79.6%と高く、記憶力の低下が認知症予防への興味につながっているといえそうです。
興味ある人のうち具体的に予防活動をしているのは50.5%
認知症予防に興味が「とてもある」「興味ある」と回答した方に認知症予防として具体的な活動をしているか聞いたところ、50.5%の方が何がしかの活動を行っており、具体的にしていない方を若干上回りました。
49.5%の方は興味はあるものの具体的な行動に結びついていないことがわかります。
予防活動の実態は「人との交流」と「読書」が最多
具体的な予防活動をしている方にどのような活動をしているのか聞いたところ、「人との交流を意識的に行う」と「読書」が12票と最も多く、次いで「脳トレ・クイズ」が9票、「日記を書く」8票、「散歩する」が7票でした。
意識的に行われている予防活動としては、脳を刺激する記憶力トレーニングが多いといえます。
運動習慣のある人は63.5%
認知症の予防効果が高いといわれる運動習慣の有無について聞いたところ、「週3日以上」と回答された方は27.8%、「ときどき」が35.7%と、全体で63.5%のが運動習慣を持っていることがわかりました。
運動習慣が身についていることが、自然と認知症の発症予防になっているといえそうです。
本当に多くの方が認知症予防に対しての興味をお持ちなのが分かりました。
まだ予防活動をされていない方は、運動や脳トレなど、気軽にできるものから初めてみてはいかがでしょうか。
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