20代~50代が思うほど老後生活は甘くない!?資産運用が老後生活の鍵を握る!
5.60代は退職金への満足度が低く35歳から準備をすべきとの声が!
一方で現在退職金を受給した60代は、どういった生活を送っているのでしょうか。自身が受け取った退職金についての満足度を聞くと、「十分ではない」「足りない」という人が約8割と、多くの人が満足していませんでした。そんな状況をふまえ、老後生活に向けて何歳から金銭面での準備を進めるべきか聞くと、「30代から」「40代から」という声が多く、平均すると約35歳からの準備がおすすめ、ということがわかりました。
6.資産運用をしている人は老後生活の満足度が高い結果に!
現在の老後生活について、満足しているかを聞いたところ、全体では約7割の人が「満足」と答えました。この結果を、資産運用をしている人としていない人に分けて見てみると、資産運用をしていない人は約4割が「満足していない」と回答。資産運用をしている人の1.5倍近い人が不満を抱えていることがわかりました。
では、金銭面についてはどうなのでしょうか。退職後の生活資金が賄えているか、という質問に関しては、資産運用をしている人は約8割が「賄えている」と回答しているのに比べ、資産運用をしていない人は半数以上が「賄えていない」と回答しました。さらに、賄えていると答えた人と、賄えていないと答えた人の差を探ってみると、生活資金を「賄えている」と答えた人の約7割強は、退職前から金銭面での準備を進めており、一方「賄えていない」と答えた人は約3割しか準備を進めていなかったことがわかりました。
更に、20代~50代の約8割が「下がる」と答えていた、生活水準については、資産運用をしていない人は約6割が「下がった」と答えたのに比べ、資産運用をしている人は半数以上が「変わらない」と回答しました。これらの結果から、退職前の金銭的事前準備や、資産運用の有無などが、老後生活の充実に大きく影響していることがわかります。
以上、三井住友アセットマネジメント『老後生活資金と退職金調査レポート』をお届けしましたが、皆さまいかがでしょうか。『お金』について、一度見直してみるのも良いかもしれませんね。
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