九州で隋一の実績を持つ整理収納のエキスパート「ライフスタイルコーディネート ソートフル」
導線はこうだからこう、と一般的な決まったやり方で進めると、合う人と合わない人がでてくるんですよね。その人にとってどこが一番いいのか、という目線で分析しています。
例えば、「子供が何度言っても決まった所に片付けない」と、お母様からお話しを頂く事があります。しかし、その”決まった所”というのは、お母様が決めた場所であって、お子様が片付けやすい場所ではないという事が往々にしてあります。この場合ですと、きちんとお子様の声に耳を傾けてあげる事が大切です。
――妊娠中の奥様からの依頼も。
出産後に復帰する場合もそうですが、自分が病気したりした時、他の家族が物の置き場所を分からなくなるんですね。また自分が楽になる意味でも、夫や子供が場所を覚えていて自分で戻せるほうがいいですから。
――片付けサービスについて。
一般的に片付けというと、物や空間にフォーカスすることが多かったと思います。でも、それでは上手くいかない方が多かった。なぜかというと、自分がどんな暮らしをしたいとか、どういう生き方がしたい、という思考や心の整理、家族でそうありたいかが抜けているため。だからリバウンドが大きいし継続できないことがありました。
まずはそうした思考の整理からスタートして、片付ける「目標」を持ってもらいます。その先の、片付けた後どんな暮らしをしたいかというセカンドライフにも繋がった目標設定が大切なんです。
――目標を持ってもらうということ。
片付けていくうちに「本当はこういうこともやりたかったのよね」「前はこんなことしてたのよね、若い時に」と過去の事を話してくれる事もあります。
じゃあ、今やりたいことあります? と伺うと、皆さん沸々と持ってらっしゃるんですよね。昔やってた保育士の仕事を今また少し働けたらいいな、とか。
趣味も含めて生きがい、やりがいを見つけてると、元気になられるんですよ。
――ライフプランの設計へと繋がる。
暮らしの部分だけじゃなく、大きく言うと今後の人生、どんな事を学んで行いきたいかとか、人間関係、ボランティア、家族間、スキルや才能をどうしたいか、出来ることと出来ないこと、やりたいこと、それらを全般的に分析します。是非、一緒にライフプランを構築していけたらと思います。
親の家の片付け依頼が増えている。
――親の家の依頼も多い?
多いですね。認知症が始まった方ですと、判断ができなくなります。不要な物をとり決めて捨てても、翌日には「あれはどこいった?」と探されてしまうようで。
――どういった理由で親の相談がくるのか。
元気なうちはいいんですけど、入院したり、判断できなくなったら大変。このままの状態でいなくなったら残された人が困る、という思いが強いですね。