全ては健康あってこそ
都心ではタイミングが悪いと「満車」表示で却ってクルマがお荷物化することもある中、
いつ行っても必ず駐車出来るという安心感があれば、クルマ利用に傾くのは仕方ない?
その結果が、自身の健康状態の悪化となったのです。
移住当初はランニングやウォーキング、さらにはサイクリングなどで
好きな時間に運動が出来ると考えていたようですが、
「いつでも出来る」環境と余裕のある時間に甘えて? やらずじまいだったそうです!
せめて自転車での買い物をしていればと考えますが、
やはり雨だ、強風だ、荷物が多いから、といったネガティブ思考で実行しなかったのです。
歩数計で一日の歩数を図ったところ、一日100歩前後が10日以上続いていたそうです。
一ヶ月の累計でも一日平均が200歩以下! これでは不健康になっても仕方ありませんね。
最近は基本荒天以外は徒歩でコンビニへ、天気が良ければ役場や郵便局なども徒歩、
又は荷物がある時だけは自転車での移動を厳守しているそうです。
彼の後日談ですが、
「都心に暮らしていた時は、最寄り駅までは徒歩だったし、職場まで2回乗り換えがあった。
乗り換え時は階段を上り下りしてたし、会社までも5,6分だったが歩いていた。」
「社内でも打ち合わせで会議室まで移動したり他部署へ打ち合わせに出向いたりと
けっこう歩き回っていた。ランチも常に外食だったから会社近辺だったが歩き回っていた。」
会社を出てからも本屋やゲーセンに立ち寄ったり、気になる新規オープンの施設に行ったりと
けっこう歩いていた。 仲間と飲みに行った時は夜の街を散策もしてた。
平日では6千歩前後、休みの日に外出した時は1万歩は歩いていたと思うとのことでした。
どうも、田舎暮らしすれば不健康なサイクルでの生活からは解放される。
だから黙っていても健康な生活を送れると思い込んだようでした。
皮肉なことに、毎日の通勤地獄や打ち合わせや得意先への顔出しなどで意識しないで
それなりの運動量を確保出来ていたのです。
私の相談者の中にも郷里で起業、山村や過疎地であえての起業を目指したいという方は
何名もいました。多くはネットビジネスで場所を選ばない仕事という点で自然回帰を
図ったようですが、自身の健康面についてはあまり注意を払っていない様でした。
クルマがあればすぐに行動出来るから、と言いますが、
肝心のクルマが故障したら田舎では即ディーラーが対応してくれることは期待薄でしょう。
それよりも自分自身が体調を崩したら運転どころではありません。
往診してくれるような医療環境であれば別ですが、最悪は救急車の搬送要請となります。
そこまでの重症でなくても手足の怪我や目の負傷や高熱では運転は自殺行為です。
日常生活面でのセーフティネットをしっかりと考慮してからの田舎暮らしを
私は特に念入りに確認させてもらっています。
1年後に、この彼がどう変化(改善?)しているかを確認するのが今から楽しみです。
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