出来立ての燻製料理は、市販品にはない贅沢なテイストを味わえます。手間暇と創意工夫を凝らしてようやく実現できる自家製スモークの豊かな風味。引き立つ独特の芳香につられて、家族や同僚が燻製器の周りに集まってきます。

 

敷居が高そうで実は簡単！ 自宅で燻製作り

今日も１日頑張ろう????

チーズ＆玉子の燻製を作りました。

店のメニューに入れます。

食べに来てください。

ワイン＆ビールにいかがですか？ pic.twitter.com/IyL8aOINFf

— てっちゃん (@tecchan0723) 2016年8月2日

 

スモークチップ？ ソミュール液？ 聞き慣れないし、普段は目にしない道具かもしれません。

 

チップは燻製特有の風味付けに煙を出す木屑で、似た道具にスモークウッドがあります。両者の違いは、ざっくりいうと熱源の有無ですね。チップは下から弱火で燃やし続ける必要がありますが、ウッドは最初に火を付けると自分でゆっくり燃え続けます。コンロや焚き火が要らないためお手軽です。初心者はウッドから始めるとよいでしょう。

 

ソミュール液とは味付け調味料ですね。塩水にスパイスを加えて臭み消しとともに保存食として賞味期限を伸ばす効果があります。肉や魚を事前に浸しておき、塩抜きして使います。

 

あとは煙を閉じ込める覆いがあればOK。専用の燻製釜も市販されていますが、フライパンと鍋蓋、100円均一ショップの金属ボウル、果ては大きめのダンボールでも代用できるほど何でもアリ。身近にある不要なものが使えないか探してみましょう。

 

燻製する食材は何でもOK！ 大好物をスモークしよう

お茶っぱで燻製が作れるっての見かけたんだけど、煙もフライパンから漏らさず作れて、調べたらお茶は出がらしでもいいらしい…マジか！超美味しそう！

酒盛りがはかどりすぎるな…

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— ロクロウ (@rockloow) 2016年8月2日

 

燻製に投入する食材は乾燥することで旨味がギュッと凝縮され、燻煙の風味によってくさみが取れることから肉類や魚介類などタンバク質系と相性が良いようです。スモークチーズに愛好家が多いことから乳製品とも相性が合います。

 

とはいえ合わない食材もあります。水分量が多い野菜や甘味の強いお菓子類など。秋田名物いぶりがっこのような漬物用途に近い野菜は比較的美味しそうです。炭水化物でも水分が少ないパン類は、スモーキーで上品な風合いにグレードアップ。普通の食パンやハンバーガーのバンズなどをトースト感覚でスモークできます。