「minikura（ミニクラ）」というウェブ上の倉庫サービスがあります。ウェブ上といっても実物を取り扱うので、存在しないバーチャルなデータではありません。倉庫の一部スペースを個人利用してレンタルできる貸倉庫サービスは、実店舗でもウェブサービスでも既存の他社が全国にひしめき合っています。にもかかわらず今、老舗の寺田倉庫さんが展開するminikuraが目からウロコが落ちるほど注目される、その理由をご紹介しましょう。

 

圧倒的低価格なオンライン倉庫

 

アイテム管理できるプランの月額保管料は驚きの250円から。アイテム１点の値段ではありません。ダンボール一箱分の月額です。レンタル倉庫の相場はどんなに小型でも数千円からが相場でしたから、これは破格。でもminikuraのスゴイ所は価格にあらず。

 

専用の箱が送られてくる

 

預けたいモノはあれど、自分で箱を用意するのは面倒じゃありませんか。minikuraに申し込むと専用のボックスが自宅に送られてきます。あとはポイポイと梱包してヤマト等のスタッフに渡すだけ。送付状にお届け先、お届け元の情報は記入済みです。

 

商品を一点一点撮影して管理

 

ここからがminikuraのスゴイ所で、ご希望する方にはスタッフが箱を開けて、中身のモノを一つづつキレイに商品撮影してくれます。まるで写真館のスタジオでプロの設備とカメラマンによって仕立てられた、オシャレなネットショップ商品ように。マイページにアップロードされた写りの良い画像によって１点づつ自分で管理できますから、もはやレンタル倉庫の次元を超えたプライベートなショーケースを手に入れたかのよう。

 

直接ヤフオクに出品できます

 

さらにminikuraのminikuraたるゆえん。なんとそのままヤフオクに出品できます。落札されたら手数料を差し引いた差額はもちろん自分の利益となります。普通、個人でヤフオクに出品すると商品撮影や梱包、発送の手間があって億劫なものですが、minikuraを経由して大幅な時間節約となります。

 

衣類はクリーニング依頼できます

 

お洋服をオプションで遠隔クリーニング依頼できます。ドライクリーニング対応。アイテムをネットで個別管理できる仕組みだからこそ可能なサービスです。夏物や冬物をクリーニング込みで半年間預けるクリーニングパックも便利。保管期間は延長も可能です。

 

書籍はデータ化できます

 

俗に「自炊」といわれる書籍データ化サービスで、スマホやタブレットで電子書籍を読みたい層に利用されているシステムをminikuraでも利用できます。50代60代となると蔵書量も多く、本の置き場所や探しにくさに悩みがち。まとめてオンライン倉庫に送り込み、スキャンしてデータ化すればいつでもどこでも愛蔵書を熟読できます。本の他に、大切な孫の写真や古い手紙などもスキャンして永遠に保存できます。もちろん原本も慎重にお預かり。

 

VHSはDVD化できます

 

今では再生機さえ家になくなったVHSや8mmテープなどビデオ媒体のデータを抽出して、DVDにダビングできます。テレビ台の奥に眠っている古いビデオテープに一筋の光が差しました。昔の記録映像を復元して現代の大型液晶テレビに再生し、家族みんなで懐かしむこともminikuraならワンタッチ。

 

旅行先へスーツケースで配送

 

預けている衣類などを旅行先のホテルなどに、なんとトランクケースに入れた状態で配送します。返却する時は、旅が終わり宿泊先をチェックアウトする前に再びminikura倉庫へ送りましょう。できるだけ手ぶらでラクをしたいミドルエイジの旅人にとって助かるサービスですね。

 

 

これほど多くの便利なオプションを安価に備えたオンライン倉庫サービスは、おそらくminikuraが初めて。使い方は発想次第。昭和25年創業の寺田倉庫さんが誇る豊富なノウハウをネット全盛の今に開花させた、この次世代保管サービスには舌を巻きますね。