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シニアと呼ばれたくない? 調査データが裏付ける50~60世代の心理と行動

 

60歳を過ぎても身体はピンピン。頭も心も認知症とは無縁な、いきいきアクティブ生活。だから「シニア」「シルバー」と呼ばれて違和感を感じても不思議ではありません。自分の中では現役であり、「ミドル」の気持ちのまま。自他ともに認める永遠の「ヤング」であり続けている中高年もおられるでしょう。

 

スポーティで毎日ジョギングし、誰とも活発におしゃべりして仕事もやろうと思えばいつでも再開できる元気な定年世代を「高齢弱者」と一括りにするのは、確かに違和感があります。また、孫が生まれても「おばあさん」「おばあちゃん」と呼ばれたくない女性がいるとか。心と身体の年齢差がどのように行動へ現れているか、現代のアクティブエイジを調査したデータを紹介します。

 

60代の約9割「シニアとよばれたくない」

 

https://www.travelvoice.jp/20151016-52387?page=print

博報堂の新しい大人文化研究所が、40代~60代までの男女を対象に行った2015年の意識調査で、「自分のことをシニアだと思う」と回答した60代が46.2%に留まりました。半分以下とは驚きの結果ですね。50代では13.1%です。シニアだと思っている人が非常に少ないことが分かります。いずれも2012年の同じ調査より割合が低くなっているとのことで、「アンチシニア」は最近の風潮なのでしょう。

 

シニアだと実感しないのには色々な理由があるようです。自分は昔の40代~60代とは違う、と感じている人が全体の8割を超えていました。どうも20~30年前のシニア像が残っており、現在の同年代が示す肉体年齢とのギャップが調査結果に反映されているようです。

 

さらに具体的な理由を掘り下げていくと「年相応にならない」「若さ」「新しいモノやコトに敏感」「いつまでも未成熟感が残る」「常識にとらわれない」と若々しいイメージが浮き彫りに。加齢しても身体が健康でアクティブなのに加えて「心が若い」のが今の中高年世代に見られる特徴です。

 

シニア向けスマホがシニアに全く売れてない

http://japanese.engadget.com/2017/06/22/mmd/

 

こちらはスマホの利用動向に関する最新データです。携帯キャリア各社がシニア向けに最適化したスマートフォンをアピールしていますが、ターゲットとなるシニア層には全然使われていないことが分かりました。 MMD研究所が実施したシニア向けスマートフォン調査で明らかになった事実で、昔ながらのフィーチャーフォン、いわゆるガラケーの利用者は過去3年間で減少。反対に非シニア向けスマートフォン利用者は全シニアの半数近くが保持するに至り、大きく増加しました。一方でシニア向けスマホは一時期微増したものの、現在は下落傾向がはっきりしているとのこと。

 

シニア向けスマホ不調のはっきりした原因は特定に至っていません。可能性の話をするなら、iPhoneなど自分好みのスマートフォンが他にあるから、そもそもスマホに買い換える必要性を感じないから、と色々な憶測ができます。もし追跡調査があれば、主な理由も含めた実態に。少なくとも、現在のシニアスマホが掲げる「使いやすさ」「シンプルさ」「無難なデザイン」といったコンセプトが刺さってないことは確実なようです。

 

対してガラケーは微減しながら未だに4割を超えるシェアを維持。長年慣れ親しんだボタンプッシュ式携帯を止めて、全く異なるガラス面を撫でて操作するスマホへの機種変更はやはり難しい行動のようです。特にネットの必要性を感じていない層へは訴求しないでしょう。かつてガラケーが「カメラ付きケータイ」と呼ばれていたように、なまじ写真や動画撮影ができるために、スマホに機種変しなくても孫の成長を記録できるから今のガラケーのままで良いと考えても無理のないことでしょう。

 

シニアに代わる呼び方「ゴールドエイジ」「プラチナエイジ」

http://www.nihon-asa.org/

 

日本アクティブシニア協会が提唱する新しいシニアの呼び方「50歳~ブロンズエイジ~65歳~ゴールドエイジ~75歳~プラチナエイジ」。既存の「シニア」や「シルバー」が持つネガティブな印象を感じさせず、むしろオリンピックメダルのような特別感を与えてくれます。ブロンズとゴールドの間に本来あるはずのシルバーを巧妙に回避しており、上の年齢層へ進むほどリッチさが増すあたり、ハイセンスな呼び方ではないでしょうか。

 

本サイト「アトラ50」は50代以上を対象に展開する真に豊かなライフスタイルを実現するウェブマガジンですので、年齢層はブロンズエイジからゴールドエイジ、そしてプラチナエイジ、全てカバーしています。当然ですが、体力も経済力も異なる年代それぞれ。豊かなライフスタイルの形もまた違っていると考えております。シニアやシルバーという旧来の十把一絡げな表現では、年齢幅が広くなりすぎて誤解を生みやすいのもまた事実。

 

 

世代を区切った呼び方としては、アラサーから始まってアラフォー、アラフィフ、アラカン(還暦)がよく知られていますね。さらに70代がアラセブ(アラコキ 古希)、80代だとアラエイ(アラサン 傘寿)、90代でアラナイ(アラソツ 卒寿)と続きます。後半の呼び方に馴染みはありませんが、語感の印象からして普及するかどうかは未知数といったところでしょうか。

 

本来、シニアとは「年上」「先輩」「上級者」「熟練者」などベテランスキルな意味合いの呼び方であり、例えば18歳から見て年上で先輩の20歳は立派なシニア。そのため必ずしも「お年寄り」「高齢者」を指すわけではなく、この辺りの心理的な語弊からも呼び方が見直される風潮が生まれそうですね。

 

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