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アパートの空室対策講座

 

(7)照明器具の取付

一般的に、廊下・洗面所・浴室・トイレには直付の照明器具がありますが、他の部屋にも照明器具も設置しておきます。特に独身者・学生向けの物件は夕方以降、内見にくるお客様もいます。不動産業者が懐中電灯を用意するでしょうが、せっかくの部屋全体を見てもらえません。費用的には、1灯あたり5,000円~7,000円で充分です。

 

(8)POP(ポップ)の貼付

不動産業者の担当者は、物件概要や室内について十分説明できる情報を持っていないことがほとんどです。内見者にしてみれば、案内してくれる担当者は何でも知っていると思いがちですが、実はそうではありません。これでは、入居者の疑問に即座に答えることができず、せっかくのお客様を逃しかねません。

そこで、オーナーとして、物件についてしっかりアピールしたい点をあらかじめ部屋の中にPOP(ポップ)を作成して貼っておきます。これで、お客様が知りたいことやPRポイントを確実に伝えることができます。

 

(9)飴・お菓子のバスケットを用意

車のショールームに行けば必ず、飴・お菓子が置いてあります。これは、少しでもそこに長居してもらうための工夫であり、商談時間を多く作る工夫です。同じように、飴・お菓子をさりげなく置いておきましょう。オーナーの心遣いも分かってもらえます。

 

(10)家具・家電の設置

独身者・学生をターゲットにした物件の場合は、生活必需品の家具や家電類を用意しておきましょう。入居時の費用を節約できるだけでなく、身の周りのものだけで引っ越しが済みますので、契約のハードルが低くなり、成約率が非常に高くなります。ホームセンターで特売の家具のセットや、家電店の安売り商品で充分です。

 

(11)ウェルカムバスケット

ウェルカムバスケットとして、お客様が入居したその日に必要となるものを用意しておきます。例えば、洗面用品のセット、ティッシュ、トイレットペーパー、洗剤などを籐のカゴなどに入れてプレゼントします。お客様が引越前に、入居の準備で来る時にも使ってもらえます。費用がかからずに非常に喜んでもらえるグッズです。

 

(12)間取図・スケール・筆記用具のセット

既に持っている家具や家電の寸法を、お客様が事前に調べている場合があります。その時、部屋の中のどの場所に収まるか、すぐ確認できるように巻尺を用意しておきます。大きめの間取図とペンを用意しておけば、帰ってから調べてもらうことも可能です。その間取図には、壁の長さを入れておけばより親切です。

 

(13)オーナーからの手紙

内見者へ契約の一押しとして、オーナーからの直接メッセージを贈りましょう。直接話さなくても、手紙なら伝えることもあるのです。この手紙を営業担当者から内見者へ渡してもらうようにします。

オーナーとして入居者のことをどのように考えているのか、快適な暮らしを提供するためにどんな気を配っているのかを率直に伝えます。

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