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落語家について

 

落語はご存じでも、落語家については中々知る機会が無いと思いますので、落語家について語ってみたいと思います。例えば、「前座」や「真打」というのはイメージがすぐに浮かぶと思いますが、「二ツ目」についての具体的イメージというのはあまり一般的では無いと思います。

 

勿論、ケース・バイ・ケースですので、「全ての落語家がこの通り」という訳ではございませんが、入門の方法から順に辿って、それぞれの階級の特徴について触れて行きたいと思います。

 

入門前

 

落語家になるには必ず、真打の弟子にならなくてはいけません。まず、入門したい真打を尋ね、入門志願をします。恋愛もそうですが、こればかりは縁です。縁があれば弟子になれますが、縁が無ければその師匠の弟子にはなれません。

 

また、大抵、最初の入門志願は断られます。本気でなりたいのか、一時の気の迷いなのか、師匠の方でも入門志願者がどういう人物なのかわからないので、会ってはみるけど断るケースが多い様ですが、何度も通ううちにようやく話を聴いて貰えるようになる事もあります。

 

私も何度も師匠の楽屋を訪れて入門志願したものです。

 

前座(ぜんざ)

 

入門が許されると、師匠宅に通って楽屋の立ち居振る舞い方、礼儀作法、着物の畳み方、お茶の淹れ方、太鼓の叩き方などの前座としての知識を学びます。

 

師匠が楽屋入りを許すと、高座名を命名されて晴れて前座となります。前座はとにかく名前を覚えて貰った方が仕事がしやすいので、面白い変わった名前を命名される事が多いです。

 

前座に自由はありません。起きている間は常に修行です。

 

朝、師匠宅で掃除などの用事を済ませて朝ご飯を戴きます。それから雑用を仰せつかったり、稽古をつけて貰ったりして、寄席へ向かいます。寄席では兄弟子たちの指示の下、楽屋働きをします。寄席が終わってからも、師匠や兄弟子から用事を仰せつかる事もあるので気が抜けません。帰宅後は落語の稽古や着物の畳み方、太鼓の叩き方の稽古、覚えた楽屋の細かいルールの復習などをします。

 

前座のうちは楽屋働きで給金が得られますが、寄席の給金は微々たるもので、一日寄席で働いても1000円程度です。しかし、例えば師匠の鞄持ちをすると交通費としてお小遣いが貰えたり、トリ(註1)の師匠から「謝金」というお小遣いを貰ったり、兄弟子や師匠方にご馳走して貰ったりして、一応飢え死にする心配はありません。

 

師匠方からの覚えが良ければ落語会の前座として起用されます。

 

前座も高座に上がりますが、前座の出番は開演時間の前です。前座の落語は「料金外」。寄席の木戸銭(註2)には含まれておらず、当然、寄席の番組表に名前が出る事もありません。

 

また、お正月にはお年玉が貰えます。自分の師匠からは真打もお年玉を貰うのですが、他の師匠方や二ツ目からお年玉が貰えるのは前座の特権です。

 

同じ前座同士でも、一日でも早く入門した人が「兄弟子」となります。一番上の前座を「立て前座」と呼びます。立て前座は「根多帳(ねたちょう)」(註3)の記入をするので、楽屋のモニターから聴こえてくる音声を頼りに、今高座で掛かっている根多をいち早く理解して、お後の師匠に伝えなければなりません。その為、立て前座ともなれば自分自身は高座に掛けられなくても、筋を知っている落語の数はかなりの量になります。

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