【はじめに】

 　さて、定年を迎えるシニア世代は

皆が皆、起業・独立を果たして今まで以上に仕事にまい進したい

と言った方ばかりではありません。

　なかには小遣い稼ぎ程度でいいという方や

今の仕事に加えて副業として新たな仕事に就きたいという方、

終の仕事を見つけたいといった方まで多岐にわたります。

 　今回は起業以外で仕事を探すケースについての事例紹介となります。

【求職活動】

　ハローワークでもインターネットサイトでも

求職する場合、求人票や求職者カード等の作成は必須案件です。

　かなりの個人情報を提供するに加えて

自分からの希望や要望等も正確に記載することが求められ、

初めて目にするような項目を前に、回答に窮するといったケースは少なくないようです。

　貴重な時間の無駄を避けるためにも、

ある程度は記入の際の必須項目の確認や自分からの要望等については

予めまとめておきたいものです。

　参考例として、多くの求職者カードで記載されてある項目を紹介します。

【個人に関する情報】

　基礎中の基礎になりますが、あえて紹介しておきます。

　氏名、生年月日、現住所、連絡先(固定・携帯）は言うまでもありません。

他には最終学歴と最寄りの駅名(鉄道駅、バス停）の記載があります。

　自宅にFAXがある場合や、メアドを持っている場合も連絡先として記載します。

【就職についての希望要望等】

　・仕事内容

　　営業職、経理職、製造など具体的に記載します。

　　仕事内容は問わない、あるいは何でも出来ますは却って先方は敬遠します。

　・就業希望地

　　具体的な地名、駅名の他にも自宅からの通勤時間の希望等も記載します。

　・希望賃金

　　時給ベース、月給ベース、具体的な金額で記載します。

　・希望勤務時間

　　始業時間、終業時間の希望や、夜勤の可否などもここに記載します。

　・休日の希望

　　土日祝日、週休2日、完全週休2日、など等、これも具体的な希望を記載します。

　　仮に特に固執しない場合は、希望無しで記載です。

【過去の職歴】

　・会社員であれば前勤務先の会社名と勤務期間

　　何年何か月勤務、又は2000年何月から2021年何月までと記載します。

　・従事していた仕事の内容

　　サラリーマンで営業職ならば、何をどういう取引先に販売していたまでを記載します。

　　自営業であれば、その業務内容と開業期間等を記載します。

【資格・スキル等】

　・自動車運転免許証

　　最近は若手で免許非所有者が増えていますので、必ず書きます。

　　場合によっては「自転車通勤」の可否を問われます。

　・パソコン関係の基礎知識やスキル

　　Excel、Word等の基礎的なパソコンスキル、

　　具体的に可能な作業範囲等。

　　他にも英検を始め公的な資格があればもれなく記載します。

【前職の退職理由】

　会社員であれば、定年退職、会社都合、自己都合による早期退職、契約満了等