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職務経歴書の書き方の注意点

 

 前回に引き続き転職や再就職時に必要になる書類の書き方についてです。

今回は履歴書に続く「職務経歴書」の作成時の注意点です。

 

 

職務経歴書の持つ意味

 履歴書とは別にこれを作成する目的は、なんといっても募集する会社に向けて、

または採用担当者に向けての応募者自身の「実務能力」を訴求する為です。

 

 この場合、いわゆる公的な資格=実務能力ではありませんので、

資格を有していない場合でも募集された職種に関連した実績や経験値があれば、

十分な訴求ポイント=実務能力として訴求出来るのです。

 

 もっと広範な括りで言えば、

他人にない自分の強み、拘り、稀有な経験も訴求ポイントになりますし、

応募した仕事への想いや、業務に就いた際の理念やビジョンの有無も

内容によっては大きなポイントになることがあります。

 

 問題は、いかにそのことを文字に表わして正確に表現出来るかどうかにかかってきます。

 

   

具体的な注意点

1)相手によって内容を変える

 応募する会社ごとに経歴書の記載内容を変えることです。

仮に同じ営業職の求人であっても、全く同じ人材を募集していることは

まずあり得ません。

 

 それを無視して、営業職の募集なら全て同じ内容の職務経歴書を提出、

ある意味使い回しで対応しようというのは、無謀です。

 

 それぞれ求める人材や、能力、経験、優先順位や相違点があるはずですから

それに見合った経歴やスキルを前面に押し出した構成にすべきなのです。

 

 募集内容から、相手が知りたいことや求めていることを推測し、

それに合致するような自身の経歴や職歴、実績等を中心にした文章構成を

考えることです。

 

 例えば「起承転結」を意識した書き方は必要ではありますが、絶対とは思いません。

先にいきなり結論を書き、何故そう言う結論を出したか? 相手の関心を惹きつけておき

そこからその理由を経歴に則って説明するというのも効果が期待出来る場合があります。

 

 出来れば、複数のパターンで職務経歴書を書いてみることです。

時系列に淡々とした職務経歴の紹介から、最も得意とした、実績をあげた経歴を先に書く、

いろいろな表現を試してみて、出来れば第三者に聞いてもらうこと、読み比べてもらうこと

等でどれがピンと来たかを判断してもらうのです。

 

 どうしても自分だけの判断では甘くなりがちなのと、

関心を惹くポイントが固定化する懸念があるからです。

 

 重要なのは、自分が満足する内容ではなく、第三者が惹かれることなのです。

 

 

 2)記載内容はより吟味した内容で

 特に経歴や実績が豊富な方や几帳面な方ほど全ての経歴を正確無比に記入しがちです。

それはそれでいいことですが、それを手にする採用担当者は毎日のように届く多数の職務経歴書に

目を通すのです。残念ながら一人一人のストーリーを完読する余裕はありません。

 

 「的確な表現や的を得た内容から始まる文章であれば、最初の5行で概ね分かります。」

これはさる人事部採用担当管理職の言葉でした。当時者の言葉は重いと感じました。

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