2015年 お金にまつわる税制改正はこれだ
15年末で終わる予定だった教育費の一括贈与(非課税枠1,500万円)も19年3月末まで延長する。
4.NISA拡充
少額投資非課税制度(NISA)では、親や祖父母が子供、孫の名義の口座で投資する「子供版NISA」が平成28年から新設される。
現行のNISAは20歳以上が対象だが、子供版NISAは名義人の対象年齢を0~19歳とし、年80万円までの投資が非課税になる。
通常の非課税枠(年間100万円まで)も120万円に拡充される。
5.エコカー減税
エコカー減税は細分化され16年度まで2年延長!
減免税車の対象範囲は見直しされ、15年度からは主として20年度燃費基準を尺度とすることになった。同時に燃費基準の達成度などによる減・免税の適用は重量税、所得税ともに細分化される。
軽自動車税について、一定の環境性能を有する四輪車等について、燃費性能に応じた軽課を導入。
二輪車等の税率引上げの適用開始を1年間延期し、平成 28 年度分からとする。
6.ふるさと納税の拡充
住民税の特例控除額の上限を、個人住民税所得割の1割から2割へ拡充
7.消費税率引上げ時期の変更に伴う対応
消費税率 10%への引上げ施行日の変更
平成 27 年 10 月1日 → 平成 29 年4月1日
景気判断条項(税制抜本改革法附則 18 条3項)の削除
8.住宅ローン減税等の適用期限の変更
平成 29 年 12 月 31 日 → 平成 31 年6月 30 日
9.海外配信の電子書籍→消費税を導入
海外からのインターネットコンテンツ配信に2015年10月から消費税がかかる
電子書籍や音楽データが課税対象
消費税分は、価格に転嫁される見通し
10.まとめ
法人セクターと個人セクターに分類して考えますと、法人セクターに対する税の優遇が大きい気がします。また個人セクターで考えますと、最近の大きなテーマである相続税の基礎控除の引き下げにより、相続税の課税対象が富裕層から一般層へ拡大してくることは、否めない事実です。これにより、富裕層と一般層との格差が拡大することが懸念されます。
消費税増税が延期されたことは、現在の経済情勢から鑑みますと歓迎すべきことですが、もし安倍政権が平成29年4月まで続いているますと、確実に消費税が10%になりますので、その時の経済に与えるインパクトが懸念されるところです。
今年2015年は、弊社にとって大事な年になります。飛びすぎることなく、しっかり先を見据えながら、確実に上昇気流を捕まえながら前進する1年といたす所存です。
皆様方も、どうか良い1年であります様、心からお祈りしております。
あなたの気になる疑問お寄せ下さい!
投資、相続、住まい、法律、健康、ファッションなど、
専門家に質問したいことがありましたら、お気軽にお寄せください!
お寄せいただいた質問や、専門家の回答は、
あなたの個人情報を特定できない形で、Q&Aコラムとして掲載させて頂きます。
また、質問の内容によってはお答えできない場合がある事をご了承ください。
質問例
- (相続)息子の株損失を肩代わりした贈与を節税したい
- (メイク)登山で紫外線対策もオシャレもしたい山ガール向け50代さっぱりメイク
- (整理収納)会社でデスクを整理整頓してキレイに見えるコツ
- (運動)慢性的なテクノストレスを改善する顔まわりの指圧方法
- 質問内容