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墓じまい 費用や手続きについて

 

 50代にもなれば、実家のお墓や自分たちのお墓について何らかの行動を起こすタイミングです。

 

最近の傾向は、郷里にある実家のお墓を自分たちの暮らす近隣の墓地や納骨堂へ移す「改葬」が急増している点です。 

 

 とはいえ、多くの50代は墓じまい(改葬)という、おそらくは最初で最後の作業に関して一般的な方法と手続き、その為の費用について紹介したいと思います。

 

 

 最初にすべきこと

 まず決めるべきは 新たなお墓です。

改葬の手続きの大前提は「先に改葬先のお墓を確保しておく事」なのです。

当てもなく今のお墓から遺骨を持ち出すことは出来ないのです。

 

都心部に暮らす方の場合、現状ではなかなか思うような墓所が見つからず、お墓選びに苦心するケースが増えています。

 

 お墓と言っても、一般的な墓石と墓地で構成される墓のほかに、最近流行りのコインロッカー形式の都市型霊園に多く見られる納骨堂、墓石の代わりに樹木を植えた墓地に埋葬する樹木葬、最後は他人の遺骨と合葬される永代供養墓等があります。

 

 余談になりますが、代々のお墓が無い、新たなお墓に埋葬したいが、今はまだ下見の段階で、お墓が決まていない等のケースも少なくありません。 よく勘違いされる方がいますが、火葬後の遺骨は速やかにお墓や納骨堂に納めなくてはいけない、ということはないのです。

 

 当分の間、「自宅供養」「自宅安置」と言って骨箱に納めて自宅の仏間や仏壇に安置されている方がいらっしゃいます。 これは全く法的にも問題はありません。 中には何十年と自宅供養を続けている方もいるのです。 ですから、すぐお墓に入れる必要が無ければ、じっくりと最適のお墓を探すことも可能なのです。

 

 一度、埋葬や納骨をしてしまうと、以下に説明するような煩雑な手続きは必須となります。 墓じまいに関して準備不足を自覚しているのであれば、自宅供養という選択も検討して下さい。

 

 

お墓に関する費用

「〇〇家之墓」と墓石に刻んだお墓の場合、土地の使用権と墓石製作等で概200~300万円が都心部での平均となります。 中には実家のお墓の墓石を移設し、費用軽減を図る方がいますが、新しい墓地管理者側で指定の石材店などを選定している場合には、移設が認められない場合があります。

 

 私も契約している霊園のロッカー式の納骨堂は納める遺骨の数によってサイズが変わり、それによって価格も変動しますが1人分なら20万円台から、3人分のロッカーで諸々の費用込みで100万円台というのが相場とのことでした。 最近は競合が激化し、価格訴求を始める納骨堂も出てきています。

 

 樹木葬の場合は墓石は無用で、埋葬に関する費用だけとなり、場所によっては一人分10万円というケースもあります。

 

 永代供養墓の場合は詳細は省きますが、一人分概ね10万円が目安とのことでした。

 

 

 またお墓が墓地で墓石の場合には、更地にして返却するという決まりがありますから、その撤去費用も発生します。 移設しないのであれば、その墓石の処分費用も掛かります。田舎の豪勢な墓石などの場合用意する機材も限定されるので費用も大きく左右されます。 私の経験では撤去作業と墓石の処分費を含めて90万円台というのがありました。

 

 

お墓を決めてからの手続き

 新しいお墓を確保した後は、今あるお墓を管轄している自治体(市区町村役場)から「改葬許可申請書」という書類を入手します。

 様式が自治体によってそれぞれ違いがあり、記載事項にも若干の相違があります。事前に当該自治体に記載に必要な資料と申請時に必要になる資料等について確認しておく方がいいでしょう。

 

  また遺骨一体につき許可申請が一部必要になるので、何体の遺骨がお墓にあるかを事前に確認しておかないといけません。

 

 この中で、最も厄介なのが、現在のお墓を管理している責任者の了承を得て、署名と捺印を貰う必要があることです。多くの場合は埋葬している寺の住職となり(ごく一部ですが村営の共同墓地等は寺と無縁です)檀家の関係にあるものですから、離檀に対しては抵抗を示します。 中には法外な「離檀料」という名目のお布施を要求し、書類に署名も捺印もしてくれないという事態に進展したケースもありました。

 この点は、住職と言えど、人間ですから事前の相談や改葬に至った家庭事情等を丁寧に説明することで、無用な感情面の対立を避けるようにしたいものです。

 

 改葬許可申請書が完成すれば、再び管轄する自治体に出向いて申請、改葬許可証を受け取ります。

 

この際、同時に今のお墓の撤去作業を依頼する石材業者の手配と、作業スケジュールの調整を行います。

撤去の際には「魂抜き」とも「閉眼法要」とも言われる儀式が必須となるので、再び住職にその日程の相談をすることになります。

 

 許可証を入手し、業者の手配も住み、住職の日程とも調整が取れた、それなのにいざ当日に大雨、暴風といった天候の理由で全て白紙になったという事例もありましたから、細心の注意が求められます。

 

 遺骨を新しいお墓に持ち込んでからは「開眼法要」「魂入れ」という儀式があり、ここでも新たな住職にお布施が必要になります。 宗派によっては「開眼法要」をしない例もあるようです、菩提寺の宗派を確認されて費用の有無を確認することが必要になります。

 

  

 ここまでで発生する費用は、今の墓石を撤去し、新たなお墓に移す場合で概ね200~300万円となります。

納骨堂や樹木葬の場合はこれよりは安くなるようです。

 

 如何ですか?

ここまでの費用の備え、手続きにかかる時間の調整など、簡単には決められない内容ではなかったでしょうか? 一人っ子同士の夫婦であれば、2回改葬するケースもあるわけです。

 

 今から、時間をかけて墓じまいについて検討することをお奨めします。

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